ボロい家に引っ越すことになり
急いで荷物をまとめる。
ボロい家に荷物を運ぶ前にボロい家の掃除をする事になった。
夜、バイトが終わって荷造りをしていたら父親から
「掃除するぞ」と言われ
夜遅かったし…今、住んでいるこの家の掃除か?
荷物がまとまってからでもいいんじゃないか?
と思っていたら、引越し先の掃除だった。
え?今から?と疑問。
もう夜中の0時過ぎだった。
引越し先はまだ電気は通っていない。
真っ暗のまま掃除をするのか?
水もまだ出ないのに…。と疑問だらけ。
私と兄と父親の3人でボロい家に向かった。
ボロい家の周りには街灯も、コンビニもなくて
真っ暗だった。
家の中に入っても電気がつかないので真っ暗。
どうやって掃除するんだろう…と兄と話をしていた。
すると、父親は不機嫌そうに「いいから、考えて掃除をしろ」と言って帰って行った。
私と兄は「?????」
私と兄は父親の車が見えなくなった事を確認して
「掃除なんかするわけねぇーじゃん。」と父親の悪口を言った。
兄と、ゆっくり話すことなんてなかったから
この機会に…今まで父親にされた事を告白した。
兄は驚いた顔をして「なんで家を出ていかなかった?早く逃げろ」と言ってくれた。