知っておいて欲しい事や、注意点です。

 

 

〜〜〜関節が鳴る〜〜〜

 

左右のバランスを整えていくときに、今まで動いていなかった様々な箇所の関節が動き、今まで固まっていた様々な箇所の筋が伸びていきます。

 

その際に関節がパキパキなりますが、それで身体の可動域が広がり、重心が取れる身体になっていくので、それを感じ取ってみてください。

 

常に筋肉やスジが緊張して固まって、それに伴って固まった関節が、筋肉や筋がまた動き出す事によって固まっていた関節も動き出し、その際に関節がパキパキとなっているイメージです。

 

 

〜〜〜気道が広がる際に、タンが出る〜〜〜

 

汚い話になりますが、腹式呼吸に変わっていく段階で、ずっと溜まっていたタンが出る場合があります。

身体の形が変わっていく(戻っていく)につれて、今まで詰まっていた気道に関する部分が緩み、深い呼吸が出来る前段階としてタンが出ます。

自然と出ますので、強引に出す必要はありません。

段々詰まっていた部分というのは無くなって行くので、タンが出る事は無くなっていきます。

 

 

 

〜〜〜オエッという空えずきがある〜〜〜

 

身体の重心の取り方が変わる時に、オエッという空えずきが出る場合があります。

えづきは、人間の根本の反射です。

僕の研究の結果、えづく時に入る力というのが、人間が出す力で一番強いです。

猫が草を食べてえづいて吐くように、人間もえづいている時に身体中に力が入るように整えています。

 

初級のうちは、ほぼえづきは無いと思いますが、

これから先左右対称にしていく上でえづきは避けて通れません。

 

しかし、何らかの病気によるえづきでなく、

身体つきが変わった事によるえづきは、一度でおさまります。

中級から上級にかけて、えづき中の自分の身体の感覚も見れるようになってもらいますが、

初級でえづきがあった場合は、重心の取り方が変わったという事を喜びましょう。

 

 

 

〜〜〜無理に関節を鳴らさない〜〜〜

 

筋肉やスジが緩んだり縮んだりした結果、骨の位置の移動であったり、関節の可動域が広がります。

勢いをつけて身体を曲げるなど、本来しない無理な動きをすると、関節などを痛める原因になります。

身体早く先に進んでいきたいのであれば、整体や鍼などに並行して通うとが良いでしょう。

関節を鳴らす為に、力を入れる訳ではありません。

身体の左右差を改善しようと力を入れたり抜いたりした結果、関節が鳴ることもある、というだけです。

 

 

〜〜〜左右対称から離れていくように感じる時もある〜〜〜

 

よし、このままいけばもうすぐ左右対称だ!と感じてから、細かい左右差を整えていくうちに、再びどんどん左右対称から離れていく事が多々あります。

何回も経験すると慣れますが、最初のうちはこのまま進んでいいのだろうか、と不安になるでしょう。

大丈夫です。それは左右対称に向かって進んでいます。

ある程度左右対称から離れた後に、より左右対称に向かって戻っていきます。

この左右対称から離れて行くような感覚は、中級以降では段々無くなっていきます。

 

 

〜〜〜早く結果を求めすぎないない〜〜〜

 

左右対称にしていく事というのは、身体中に絡まった紐を解いていくようなものです。

動き方の癖、行動の癖、思考の癖、感情の癖、刺激を受け取る位置の癖、他にも様々なものの癖によって出来た、あなたの現在の身体は、一度に左右対称にはなりません。

一つ一つ結び目を解いていくように、あなたの身体は一箇所一箇所緩んでいきます。

 

もちろん、一箇所一箇所を緩ませていくスピードを上げて、早く左右対称にたどり着く事は可能です。

ゴールまでの近道は無いので、それを踏まえた上で左右対称にしていきましょう。

 

続ければ、身体が楽になっていく実感を感じながら出来るので、

一番最初の、自分の身体を自分で感じる事が出来ない、身体の変化をまだ感じ取れない時期を過ぎるまでが苦しいかもしれません。

 

そこを過ぎれば、「左右対称の身体になる」という最終目標まで、

どんどん身体が楽になり、動けるようになり、感覚も変わっていき、と様々な良い変化を実感しながら一直線に進んでいけます。