一通り精密検査が終わり、
後日、婦人科腫瘍専門の先生から
今回の検査結果の説明があった。
・子宮頚がん検診は異常なし。
・MRIを撮ったときに、
子宮内膜にポリープが、
見つかったがこれは良性のもの。
・左卵巣の腫瘍は4センチ。
・画像にもやもやとしたものが
見えるので、充実性で恐らく境界悪性。
・腹水が貯まっている。
最初の子宮頸がん検診を受けた
後にやった血液検査で、
腫瘍マーカー(*)を調べてくれてたらしいが、
これは
CA19-9 異常なし
CA125 基準値を超える
とのことだった。
(*)腫瘍や癌ができたときに分泌される物質を調べる検査
想像してたより、
腫瘍はそんなに大きくはなくて、
ホッとしたが、
やはり結果は、良性ではなかった。
境界悪性は、予後の比較的いい癌らしいが、
予後がどうであれ癌には変わりない。
そのあと、先生からは手術を
受けることをすすめられた。
また、良性腫瘍の場合などに
用いられる腹腔鏡手術だと
腫瘍の中身が飛び散ってしまい、
癌細胞が散らばるので開腹手術でやる
とも言われた。
それと、境界悪性の場合は、
左の卵巣と卵管すべて取ります。
とのことだった。
良性の場合は、腫瘍部分を切り取り、
卵巣は残すらしいのだが、
境界悪性となると、再発する可能性等を
踏まえて、すべて悪いところを
取り除かなければならないらしかった。
ショックだった。
去年結婚したばかりなのに。
単身赴任中で、子供はまだ先かな
なんて思ってた矢先に、
卵巣取らないといけないなんて。
先生からは、卵巣1つとっても、
妊娠に影響はないとは言われたけど、
人間の体には、卵巣が2つ必要だから
2つあるんじゃないのか、
それを片方取ったら、
何らかの影響が出るに決まってる
なんて思ってしまった。
それに、もし、左の卵巣にとどまらず、
腹水や右の卵巣にも転移してたら
抗がん剤?!と思うと、
さらに不安が増してきた。
でも、とりあえず、手術は
受けるしかない。
手術日は決まった。
8月のお盆明け。
それまでに、平成最後の夏を思いっきり楽しもう!
そう心に誓った。
この日は、診察の後に、
入院の説明や入院前の検査も
一通り済まして、帰宅した。
あとは、入院する日に、
病院にくるだけだ。