引き続きオーディオネタです。



前回に





EVERSOLO DMP-A8 のストリーマー性能についてお伝えしました。



私のメインの使用方法ですので、この機能がとても良い性能を発揮してくれていまして満足しています。




とは言え、DMP-A8 は多機能オールインワンプレイヤーですので、ストリーマーだけの使用では勿体ない。




という事で、もう一つの売りである内臓SSDからの再生も試してみようと思います。





そもそもなのですが、私自身もう何年も前からネットワーク再生オンリーの環境を構築しています。



オーディオ用のCDプレイヤーも過去に一台だけ所有していた事もありますが、マランツのCD5005という最安値の機器でした。



最初はやっぱりCDの方が音が良いな〜なんて思っていたのですが、やはり毎回CDを入れ替えるという作業が面倒に感じてしまいます。


その後にレコードも一時期導入してみた事もあるのですが、やはり同じ理由ですぐに撤去してしまいました。


極度の面倒くさがり人間なのだとつくづく思います(・_・;



と言った経緯を辿った結果、一番ストレスのないストリーミングオンリーの環境となりました。








とは言え、DMP-A8 の売りの一つでもある内臓SSDを使わないというのももったいないですよね。




という訳でDMP-A8 が納品される前に、1TBのM.2SSDを入手しておきました。




EVERSOLO の取扱説明書には



PCIe3.0対応となっています。

現在の主流はPCIe4.0ですが、下位互換性がありますので

そんなに価格差も無いのでPCIe4.0の1TB SSDにしました。


本体のディスプレイから操作して、初期フォーマットをかけると



新しいボリューム(この辺りの日本語表記はまだまだですね)という、SSDが認識されました。



さて、準備も整ったのでCDをリッピングしていきます。



リッピングに使うのは……





Amazonで購入した記憶がある、どこぞのプレイヤーです(-。-;

たしか2000円位だったような。


こんな機器でリッピングなんてあり得ない!!

と諸先輩方に怒られそうですが、オーディオ専用のCDプレイヤー持っていないので…………大目に見て下さい。




リッピング自体は、USB端子に繋ぐだけなので簡単です。

バスパワーで稼働するのか心配でしたが問題なし。


とりあえず、まだ手元に残っているCDをリッピングしてみました。


そんなに枚数は無かったのですが、ざっと3時間位は掛かりましたね。



あーやっぱり面倒くせー(悪い癖が……)と思いつつ、早速ファイルを表示させてみると………



あれっ?あれっ?


…………やらかしました。



SSDの方に設定したつもりだったのに、何故か本体メモリーの方にコピーされるという。



これで心が折れたので、本体を初期化して今日やり直しました。



今度は間違えない様に





2枚目のストレージパスというのをSSDの方に変更しなきゃならなかったのを2度目で発見。



無事にリッピング作業がはじまりました。



前回は30枚位のCDをリッピングしたのですが、面倒なので15枚位で様子見します。




アルバム自体の情報が取れないCDも数枚でますね。


それらのCDですが



SACD、BSCD2、DSD です。


pureは1は情報が取れたのですが、2はダメでした。

これは、おそらくリッピングした機器がアレだったからかなぁ〜と思ってます。


きちんとしたCDプレイヤーからなら大丈夫でしょう、たぶん。


これらのCDは、pure以外はストリーミング各社で配信されているのをみた事が無かったので聴ける機会が出来たので良き。


特に



コチラの YAO SITING 「 天使 」 は、取り寄せで3ヶ月待った記憶があります。


アルバムアートや、曲の情報は表示されませんが音源自体は入っているので聴く事はできます。




さて、やっと内臓SSDからのファイル再生を試します。

と思ってファイルを見てみると………



なぜなんですかね?

1曲目と2曲目が入れ替わっちゃってるんですよね。


他のアルバムでも入れ替わってしまいました。


このバグ?は、機器の問題なのかリッピングした機器がショボかったからなのかは分かりませんが。


少し気持ち悪いですが、気にしない事にします。





さてさて、やっと試聴です。


聴き比べに選んだのは



① EGOIST  Fallen




② MEGADETH  The Conjuring


この2曲にします。



どちらも、各社ストリーミングで配信されていますし聴き慣れていますので。



まずは、いつものRoon経由のTIDAL音源を聴いておきます。


ファイル再生に切り替えます。





① EGOIST Fallen 


違う。マジか……


どちらが良いかと言われると、ファイル再生の方が良かったです。

特に低域のエネルギー感が全く違って聴こえます。

Roonの音は、サラッとしていて聴きやすい感じなんだな〜とファイルの音と比べてみて初めて分かりました。


ファイルからの音は、特に低域の伸びと瞬発力が上がった様に聴こえます。





お次は

② MEGADETH Conjuring


全然違う。これはヤバい。


古いアルバムですので、当時の録音状態も相当悪かったのだろうというのは分かっています。

Roonでこの曲を聴くと、リマスター版ですら薄っぺらい音でアルバム一枚聴く気にならなかったのに。


ファイルからの音は、平面的ではなくキチンと立体的に聴こえますし、各楽器の立ち位置もハッキリと聞き取れます。

CDクオリティーなのにこんなに違うのかと、かなり驚きました。




DMP-A8 でのファイル再生は、素晴らしいと言わざるを得ませんね。

DOCONOさんが絶賛されていたのも納得です。



まだまだ我が家のネットワーク環境では、この出音をストリーミング再生で超えるのは無理そうです。


それこそ、アクセサリー盛り盛りで高額なスイッチングハブやルーターを導入しなければ到底及ばないのでしょう。



ストリーミングにはまだ抵抗があるけど、CDメインもちょっと面倒になってきたな〜とお考えの方にも最適な機種かも知れません。



DMP-A8 恐るべし。