僕は貧しい農家の家に生まれた。
が、体が弱かったようで
赤ん坊の頃は母の郷で過ごしたらしい。
当然覚えてはいないが・・・。
僕の記憶のなかに両親が登場するのは
4歳ころから。
が・・・良い思い出はひとつもない。
父に殴られたり蹴られたり、真っ暗で
ムカデやゲジゲジやカマドウマが這う
物置に閉じ込められた。
母はただ見るだけだった。
祖母が助けに入ってくれた。
しかし、その祖母も曲者で・・・。
毒親・・・いや、毒祖母だった。
僕は言わば祖母のアクセサリー
のようなものだった。
祖母の気に入るような行動を
とらなければ激昂した。
さすがは父の母だ。
僕は4歳にして既に大人の顔色を
うかがいながら過ごしていた。
