Lee Kazung

Lee Kazung

https://twitter.com/Lee_kazung

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 相変わらず、のんきなたかし。


 何となく入社した会社で出会ったタイ人のおばちゃん。


 夢の中に現れる女性、たかしはタイに行く決意をした。


 入社して一年、無駄遣いもせずお金を貯めてきた。


「貯金も出来たし、あとは~退職願」


「最低三ヶ月はタイに居たいからね」


 会社を辞め、親の反対を押し切り、一人タイへ。


「すげー!これが成田空港か~!!」


「なんか、緊張するな~」


「初めてだもんな~、飛行機乗るの」


 そんな事より、本当に大丈夫なのか?


 一人で?










 




「あなた、名前はナニ?」


「佐藤 たかしです、宜しくお願いします」


「佐藤さんネ」


「わたしは平田 ディック、タイ人、ヨロシクネ」


「この工場は外国人の人、多いですね」


「日本語ムズカシイ、この仕事なら外国人でも簡単に出来るからよ」


「それに、夜は時給高いのよ(笑」


 日本人と結婚して、日本に住んでいるらしい。


 衛生のタイ人おばちゃん、必ず毎日顔を合わせて、一番良く話し掛けてくれる。


 話の内容はいつもタイの事。


 今まで、外国の事など考えた事なかったのに、何故かタイに興味が出てきた。


 それと最近、雨の日に必ず夢を見る様になっていた。


 それは、場所はタイらしい、顔は分からないけど若い女性。


 俺を呼んでいる、雨の日は必ず同じ夢を見る。










 


 就職も決め、無事に高校も卒業。


 いよいよ明日から初出勤。


「今日からお世話になる、佐藤 たかしです、一生懸命頑張りますので宜しくおねがいします」


「これから、工場内を案内するので、新入社員はついてくるように」


「はい」


 帽子にマスク、作業着に着替え、入り口で衛生の方にコロコロで服に付いた髪の毛をチェックされ中に入る。


 目だけ見える格好のパートのおばちゃんが、流れ作業でテキパキと仕事をしている。


「佐藤君には今日から仕分け業務に着いてもらう、先輩に良く教えてもらう様に」


「はい」


 なんとなく入社した会社、ヤル気の無いたかし。


 そんな、たかしが一番驚いたのが、工場内でパートとして働いている人!


 工場内では分からなかったが、聞こえてくる日本語がおかしい。


 ほとんどが外国人、日系ブラジル人・ペルー・フィリピン・中国・タイ・ロシア・インドネシアなどなど、さまざまな国の人が働いていた。