最後の砦エクモ | 大人になった先天性心疾患

大人になった先天性心疾患

ファロー四徴症のため生後半年で心臓手術。
制限もなく生活していたのに突然、致死性不整脈から心室細動。
退院するまでのことを家族目線で綴ります。

心臓が機能していない状態

血流が破壊されている状態


生命維持、最後の砦となるエクモを着けるかと

打診された。


エクモの知識などない


簡単に心臓と肺を休ませて

血液を循環させることを伝えられた


輸血をしないのならと承諾した


ところが、全身の血液を体外に出すため

太い管を挿すので出血がある

輸血が必須だという


技術的には電解質液で代用できるのだろうが、

大学病院の体質的に無理だった


悩む暇も相談する時間もなく

決断しなければならない


最初に運ばれた病院の医者が

ここまで繋いできてくれた労力と思いを

無駄にすることは出来なかった



輸血の副作用、エクモの副作用

心臓と肺を休ませる利点


二つを天秤にかけて、エクモ装着を決断した


管に繋がれている身体は

機械で生かされている状態で

この先、目を覚ます可能性があるとは思えなかった


エクモ装着から3日後

状態が安定してきたので離脱するとの

連絡があった

 

(7分~)エクモ装着後のエネルギー状態について解説しています