〜     お知らせ   〜


☆ 天命コーチやっちゃんと開く子育てお茶会

     9月は25日(水)13:30〜17:00です。


☆ 不登校経験者  娘のわかぽんが開く
     わかぽんのお茶会

     次回は、9月21日(土)14:00〜16:00 です。


どちらも会場は、矢切駅近くです。

詳細は別途お知らせ致します。





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朝晩の涼しさに秋の気配を感じる頃になって来ました。

ふとした瞬間に

「あ〜、もうすぐ夏休みが終わって、学校が始まるんだなぁ。」と、しみじみ思う時があります。


今は我が家の子どもたちも社会人と大学生なので、8月が終わるからといって何かがあるわけではないのですが…



なんとなく、昔の記憶が蘇るのでしょうね。


いよいよ新学期なんだなぁと思っただけで


私も「あの頃」が蘇ります。



「あの頃」とは、娘が学校に行けない時期の夏の終わりの「あの頃」



別に私が学校に行くわけではないのに

なんだか

胸のあたりがキュッとなって

胃のあたりが何となく重くなって…。




これは、きっと

娘が学校に行けていなかった頃の「私の記憶」を

体が再現しているのですね。


「娘の緊張が伝わって、私も緊張していたんだなぁ」と、あの頃を振り返っています。



親にとっても、新学期は心がザワつく時期ですね。



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新しい学期。

心機一転。

今度こそ…。




子ども自身も

「新学期からは、ちゃんと行こう!」と心に決めるのでしょう。

「新学期からは行くから!」とキッパリ宣言したりします。


で、親もその言葉に希望を持ったりします。


けれど、いざ学校が始まってみると


心とはうらはらに、全く体が動かなかったり

体調がすぐれなかったり…

初日は行けたけれど、2日目はダメだったり…


そういうことが、よくありました。



子ども自身も「行きたい」と思ってはいるんです。

その気持ちに嘘はない。

けれど体がついていかない…   😢



親の方は

「行くって言ってたじゃない!  何で?


と、モヤモヤ  もやもや


子どものことが理解できませんでした。





でも、今ならわかります。


体調が悪くなったり、行けなくなったりするのは

本人すら気がついていない「無意識」が反応しているからなんですよね。


頭では行きたいと思っている

↑ 
これは嘘じゃない

でもそれは、“頭で考えて”  学校に行った方がいいだろうと思っているということ。

でも、

ホントのホントのホンネである無意識の方は、

「学校」という場を感じ取ると「やっぱムリだわ〜💦」となるので、体は正直に反応してしまうのです。


「学校に行きたい  行きたい」と言っていた娘も

高校を卒業して初めて

「私、やっぱ学校嫌いだったんだな」と初めて気がついたそうです。



じゃあ、学校に行けるのはどういう時なんでしょうか?




それは

顕在意識と無意識と、その両方が「学校に行く!」と、同じ方向に向かった時。



起立性調節障害のように病気として診断されている場合でも、

病気ではないけれど不登校の状態でも、同じこと。


もし行けないのであれば


自分でも気がついていないし、本当は行きたくないから行けない。


それだけのこと。


だから特に、起立性調節障害などのように病気としての症状が強く出ている場合は、

症状の方ばかりに意識を向けていても

なかなか体調は良くならないことがあります。



とても神経が細やかで、周りにも気をつかう子は

周りのエネルギーを敏感に感じ取るタイプだったりもします。

気持ちは学校に行きたいと思っても、

周りの状況を自分が意識する以上にキャッチして、自分のエネルギーが消耗してしまう。

だから、無意識の部分で学校に行くことにブレーキをかけたりすることもあるのです。


(その点については、また別の機会にお話したいと思います。)



 

子どもが学校に行けないという現実は、

親にしてみたらこんなに不安なことはありませんよね。

大抵の大人たちは学校に行かないことや

行けくなったその先が全く想像ができないのです。

だから

不安と恐れしかありません。




けれど、そういう時期を乗り越えた我が子を見て


私が思うのは

学校に行かない時期があったからといって、何ともなかったし

あの頃心配していたことは、何ひとつとして問題ではなかった!!


ということ。


むしろ、さら〜っと表面的には何も起こらずに

時間だけが過ぎて、子どもが大きくなったとしたら


その方がよっぽど怖い!!





あの頃は悩みも多く大変だったけれども

子どもは子ども自身と向き合い

親は親で、自分自身と向き合い…。

お互いの関係性を見直す、特別な時間になりました。



学校に行かなかったことで得られたものは
娘にとっても、家族全員にとってもものすごく貴重な体験で


あの頃があったお陰で、今があると感謝しています。





だから、


「新学期に我が子は学校に行ってくれるかしら?」と期待と不安を持っている親御さんに伝えたいのです!!




新学期、学校に行けても行けなくても大丈夫!

勝手にタイムリミットを設定して焦らなくても大丈夫!

子どもはそれぞれ、ちゃんと動き出す時期を知っている。

それを信頼してあげて!    と。



まずは、親は子どもが「学校に行く」と言っていたのに行けなかったという場合も

「ま、そんなこともあるわ」くらいの気持ちで受け止めるつもりでいるのがベストだと思います。




皆さんが少しでも心穏やかに過ごせることを祈ります。