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最近読んだ本は、藤沢周平の「用心棒日月抄」。
この本は藤沢周平の代表作「用心棒日月抄」シリーズの第一巻です。
今も藤沢周平の代表作として高く評価されているだけあって、やっぱり何度読んでも面白い。藤沢作品の中で一番面白いと思います。
藤沢ファンなら、絶対見逃すべきではない作品です。
ところで内容はというと、舞台は元禄14年(西暦1701年)の江戸。
主人公の青江又八郎は、藩内部の政争に巻き込まれ脱藩し、江戸にて用心棒稼業で生計をたてている。
そこに国許からの刺客が現れ、それを迎え討つというもの。
さらにそこに赤穂浪士の討ち入り事件をからめて物語りは展開していきます。
「台所に出て、柄杓から水を一杯飲む。冷たい水が腹にしみた。次に台所の隅の米びつをのぞく。暗い光のなかで、底に散らっばている米を手で掬ってみた。
ーざっと二食。と又八郎は目算した。それも粥にして二食である。
事態は急迫しているという気がしてくる。
家の中によどんでいる寒気が、よけいにその気分を強めた。」
江戸庶民の生活がよくわかるすばらしい表現です。
そのなかでも、一番印象的なのは、やはり「夜鷹斬り」。
同じ裏店に住む夜鷹のおさきが、「誰かに追われている。」と通りがかった又八郎に言います。そして又八郎は、おさきの用心棒を引き受けるのですが、油断している隙に、おさきを殺されてしう。
だが同時に大石内蔵助が江戸へやってくることを知る……。
と、展開していきます。
隠れた勢力との激しい暗闘。おさきが見せた娘のような恥じらい…。
とても素晴らしい作品です。
今度は続編「孤剣」を読みたいと思います。