先日J-リーグのガンバ大阪のボランティアの帰りの電車待っていたホームにいた時の事である。
電車あと7〜8分なかなか来ない。
私より10歳は年上のおじさんが近くにいて、いきなり民謡だろうか?いや長唄だろうか?いきなり唸りだした。
それが、結構上手いんだ。
こぶしというか?唄の音色の引張り方とその上げ下げが非常に絶妙だ。
そして、同じホームで電車待ちの人たちは、顔を見合わせクスクスと笑った。
恐らく、唄がどうこう言うのではなくて、突然の異変に驚いてのニガ笑いであると思った。
それで、10年ほどの前の記憶が突然蘇った。
その日、会社の飲み会の帰り、電車に乗っていた。
そしたら、私の向かいに座っていた、わたくしより少し年上に見えた背広ネクタイのサラリーマン風の男性がいきなり
唄い出した。
彼はすごくお酒に酔っていた。
これが民謡だったのである・・・・
そしてわたくしに訊いてきた。
背広のサラリーマン”おまえ・・・松前節知っているか?”
わたくし”松前漬けは食べた事はあるけど・・・松前節は知らんわ、かつお節とちゃうの?”
と答えた。
背広のサラリーマン"な〜んだあ・・・知らないんだ・・・よく聴けよ・・・今唄ってあげるから・・・”
と一曲ろうろうと歌い上げた。
”さあ・・・あんたも唄ってくれ〜・・・”
”いや〜・・・・わたくしそろそろ降りねければ・・・”
と言って車両を変えました。
大阪には変なおっさんいるやわ!
#松前節