贈り物68才の男性の詩です「贈り物」幼い日 母と手をつないだ記憶がないまして成人後そんな機会など皆無だった母と手をつなげたのは母が息子の顔を忘れたあの日からだった血管が浮き上がって染みだらけのだけどやわらかな母の手私は思う存分その手を握って歩けたあれは認知症の母がくれた贈り物だと 今は思う
ほほえみ人と人とが互いに理解しあって暮らすことは難しい自分の我(が)を強く出せば互いが傷つく自我を少しおさえて相手を思う気持ちを強くもてば互いが笑顔で暮らせるほんとうはみんな幸せに暮らしたいと思っているのにいつの間にか傷つけあうひと呼吸してきれいな花のほほえみを思い浮かべてみよう
ご恩恩とはさまざまなめぐみをいうそのめぐみに気づかないでいると心の貧しい人となる自分本位の生き方になってしまう自分がここにいるのはもちろん自分が頑張ってきたから・・・でもそれだけではない空気があって水があった食べ物のめぐみも受けた育ててくれた人手を差し伸べてくれた人見えないところで共に涙してくれた人多くの人に支えられ生かされて今ここに私がいるそのような沢山のご恩に手を合わせましょう