音楽や映像作品などで異なる言語に触れて

いますと、本来の言葉はまったく違うのだけど、

瞬間そういう日本語にしか聴こえねー><

ということがよくあります。


英語でもラジオでちょろっと聴いただけだったり、

まして英語以外の言語だったりすると、もはや

元の言葉が何だったのかすらわかりません。



まずは英語編。


ツタヤで借りてきて録音し、歌詞カードの

コピーなどせずに返却してしまった

ボーカルジャズのコンピレーションアルバムの

中の曲の一節では、


「ジエイギョウ ジエイギョウ ジエイギョウ

ジエイギョウ エエデー エエデー エエデー」


と、しつこく個人事業主になることを勧めて

いたりまします。


ちなみに、「小さな会社を経営しております」などと

自己紹介いたしますと、「自営業なんですね」と

誤解なさる方がいらっしゃいますが、ひとりで

やってても会社は公器なので、自営業ではまったく

ありません。

ですから、ええでと言われても、自営業のうま味は

よくわからない。




さらに、たしかイギリスのバンドが歌ってたと

思うのですが、2~3年前にたまにラジオで耳に

していた曲では、


「レズビ~アン レスビ~アン アラ~ララ~ラ><」


と歌ってました。


その昔、日曜洋画劇場にて、アマゾネス女戦士の

1対1のくんずほぐれつの激闘まさに佳境を迎えんと

するころ、皮膚接触から徐々に生じる性の快感

ふたりそろって虜となり、

「あはぁぁ~んハート

と、もはや戦いの目的などぶっ飛んで愛の交歓に

突入してしまうというバカ場面を観たことを思い出します。


淀川長治さんがどのように解説なさってたかは、

忘れてしまいました。


というかまぁこれは、本当にそう歌っていた可能性

が、なきにしもあらずですね。



次に韓国語編いってみよう。


先日、『海神(ヘシン)』という韓流歴史ドラマを

観ておりまして、主人公とライバルが血しぶき舞う

戦場で対峙する緊迫の瞬間、主人公が、


「ホンマハ ソッパゲ カツラ?!」


と、本当はハゲててヅラなんすよね?!という

無情な暴露で怨敵に精神的ダメージを与えんと

する高等戦術を駆使しておりました。


ライバルの心情をおもんばかると、会社の宴会で、

酔っ払った部下から人の世の機微を知らぬにも

ほどがある暴言を吐かれちゃったかわいそうな上司

のようでもあり、涙を禁じえません。



もうひとつ、韓流ラブコメ『美男(イケメン)ですね』

のOSTに収録されている、『バカに捧げる歌』という

タイトルからしてもうなんだかアレな曲に、


「ララララ~ラ~ ヤサシス~ギタラ

ララララ~ラ~ モゥスグ ノ~リスケ」


という、優しすぎる人の近未来がノリスケであるという

恐るべき予言の一節がありました。


ちなみに、穏やかな人柄で知られるノリスケさんですが、

今朝の朝日新聞によると、それはアニメだけの仮面で、

長谷川町子さんの原作では実に腹黒い小悪党だった

ことが判明したそうです。




いや~、世の中には空耳な瞬間があふれておりますね。