セルフメディUP 登録販売者が教たい自分に合った市販薬の選び方 -18ページ目

セルフメディUP 登録販売者が教たい自分に合った市販薬の選び方

ドラッグストアの医薬品・日用雑貨をテレビCMや広告のイメージだけで選んでいませんか?かぜ薬ひとつ取っても配合成分はさまざま。商品選びはまず成分表示から!登録販売者が正しい選び方についてご紹介しています。

「鼻がむずがゆいと思ったら、くしゃみを連発」


「湯沸かしポットかと言わんばかりかの流れ出る鼻水」


「鼻がつまって呼吸がしづらいし、声がなんか変...」など


くしゃみ、鼻水、鼻づまり


鼻に関する症状ってホントにツライですよね...


これらの症状をまとめて「鼻炎」と呼びます。


鼻炎症状がヒドイ方の中には、

鼻をかみ過ぎて鼻のまわりが真っ赤という人も多いのではないでしょうか?


鼻炎はかぜによるものやアレルギー性のものなどさまざまです。


今回は、鼻炎とはどういうものなのかをご説明致します。



鼻炎とは...


鼻炎は鼻の粘膜の炎症です。


鼻炎は大きく分けて3種類あります。


・急性鼻炎

・アレルギー性鼻炎

・慢性鼻炎



「くしゃみ」、「鼻水」、「鼻づまり」

この鼻炎3大症状が出たからと言って

すぐにかぜやアレルギー性鼻炎と判断するのは早いです。


それぞれの症状と特徴を見ていきましょう!



急性鼻炎


いわゆる「鼻かぜ」のことです。


かぜ等のウイルスや細菌が鼻の粘膜に

付着することが原因で起こる鼻炎です。


「くしゃみ、鼻水、鼻づまり」が主な症状です。


特に鼻水は初期症状の場合、

サラサラとした水っぽいものですが、

次第に粘り気の強いものになっていきます。


せきやたん、のどの痛みなど、かぜの諸症状が出ている場合は、

かぜ薬を使用しますが、鼻炎症状だけなら鼻炎薬だけで大丈夫です。



アレルギー性鼻炎


アレルギー性鼻炎は花粉やハウスダスト、動物の毛などによって引き起こされる鼻粘膜の炎症です。


アレルギー性鼻炎には、「季節性」のものと「通年性」のものがあります。


季節性とは、ある特定の時期に発症するアレルギー性の鼻炎です。


一般的に知られているのは、

「スギ」や「ヒノキ」などの花粉が原因で起こる「花粉症」です。


スギやヒノキ花粉が飛散する2月下旬~4月上旬が花粉症のシーズンと言われています。


反対に、通年性は季節関係なく

アレルギー原因物質が鼻粘膜に付着することで発症します。


ハウスダストと呼ばれる「ほこり、カビ、ダニの死がい」のほか、

動物の毛などで発症するものが通年性のアレルギー性鼻炎です。


アレルギー性鼻炎の症状は「くしゃみ、鼻水、鼻づまり」と

急性鼻炎(鼻かぜ)と同じですが、少し特徴が違います。


鼻かぜの時の鼻水はサラサラ→ネバネバに

性質がだんだんと変わっていきますが、

アレルギー性鼻炎の場合はサラサラの状態のまま

多量に流れ出ることが多いです。


また、発作的に連続してくしゃみが出たり、

極度の鼻づまりになることも特徴です。


そして、鼻以外では「頭が重い」、「涙が出る」、

「目や皮膚にかゆみ」などのアレルギー症状が出ることが多いです。


アレルギー性鼻炎と急性鼻炎(鼻かぜ)の症状について表にまとめました。


ご覧ください!!






*これらの症状の違いだけでは、かぜやアレルギー性鼻炎のどちらかという判断や診断はできません。


1つの目安と考え、判断しかねる場合は

おくすりの専門家の薬剤師や登録販売者に相談

もしくは病院に行きましょう。



慢性鼻炎


慢性鼻炎とは、長期間鼻炎の症状が続くものを言います。


急性鼻炎が長引いてしまい、慢性化することもあります。


症状としては、「濃い鼻水や鼻づまり」など

悪化すると「頭痛や嗅覚障害」が起こる場合もあります。


また、慢性鼻炎には「副鼻腔炎」という

かぜやアレルギーによって、鼻の粘膜の炎症が

副鼻腔の粘膜にまで達してしまう症状があります。


*副鼻腔=目の間、額、頬の下、鼻腔(鼻の中)の奥の4ヶ所(左右合わせて8ヶ所)にある空洞


副鼻腔炎には「急性副鼻腔炎」と「慢性副鼻腔炎」の2種類があります。


急性副鼻腔炎


かぜなどのウイルスによる感染が原因で引き起こされ、

額や頬に痛みを感じることがあります。


慢性副鼻腔炎


副鼻腔内で鼻水などの分泌物にウイルスや細菌が繁殖し、

膿がたまってしまい、症状が慢性化するものをいいます。


副鼻腔に分泌物が膿のようにたまるので、

一般的には「蓄膿症」と呼ばれています。


蓄膿症のような副鼻腔炎を一時的に緩和させる

市販の漢方薬があるにはあります。


しかし、慢性鼻炎には副鼻腔炎を含め

血管運動性鼻炎、肥厚性鼻炎、鼻たけ、鼻中隔彎曲症など

市販薬では対処できない特殊な疾患が多いです。


この場合、耳鼻科など専門のお医者さんによる

治療が必要になってきますので注意してください。



いかがですか?


鼻炎の治療は対症療法です。


市販薬では「くしゃみ、鼻水、鼻づまり」といった症状を

一時的に緩和させるのが目的です。


急性鼻炎(鼻かぜ)やアレルギー性鼻炎は市販薬でも対処できますが、

慢性鼻炎になると病院での治療が必要になってきます。


それぞれの症状や特徴を理解してセルフメディケーションに努めてください!!