ほんとにご無沙汰してしまいました。

 

皆さんお元気ですか?

 

今回は整形外科分野の病気、変形性関節症についてです。

 

膝が痛くて歩けない・・・ってよく聞きますよね?


膝をはじめとした関節の痛みに悩んでいませんか?

 

これの多くは変形性関節症が原因と考えられます。


変形性関節症とは、様々な原因により関節に負担がかかることによって、関節の変形が起こり痛みを引き起こす病気です。その部位は膝関節、股関節、足関節、肩関節、肘関節、手関節などに起こります。特に体重のかかる膝や股関節の変形性関節症が多くみられます。この変形性関節症は加齢による影響を受けるため、高齢者に多く、また骨が弱くなりやすい女性に多いという傾向があります。

 

 

そもそも変形性関節症はなぜ起こるのでしょうか?

 


関節の仕組みから説明します。関節は、骨と骨の連結部分で骨の先端には軟骨があります。これはクッションの役目を果たすとともに関節の表面を滑りやすくする役割があります。これによって関節は痛みを生じず、スムーズに動くことができます。また、関節は関節包という袋に包まれていて、その内側には滑膜と呼ばれる膜があります。ここから分泌される滑液という関節液が潤滑油として働くため、さらに滑らかな関節の動きを生み出しているのです。

 


主に、変形性関節症を引き起こす仕組みとしては、まずこの軟骨が傷ついていきます。何らかの原因で、関節が体重などの負担に耐えられなくなったり、病気により関節の動きに異常が出ることで軟骨の変性が生じます。まず始めは、軟骨に小さな裂け目が生じ、それが増えたり深くなることで軟骨はもろく薄くなっていきます。その結果、関節のクッションの役割が果たせなくなり、関節にさらに負担がかかり、滑らかな動きが障害され関節が動かしにくくなります。

 

 

軟骨がすり減ると、骨同士がぶつかり軟骨下骨と呼ばれる骨実質に異常が起こります。主には小さな骨折や、骨硬化(骨が固くなる)がそれで、この結果、痛みを生じることになります。このような状態になると、骨を修復しようとするために「骨棘」と呼ばれる骨の棘が張り出してきます。この棘も関節包や滑膜などを刺激して痛みを引き起こします。

 

このようにして、膝をはじめとした痛みが引き起こされるというわけです。

 

 

それではその原因はなんでしょうか?そして症状、治療法は?

 

 

気になる方はこちらをどうぞ↓

 

変形性関節症について