越してきて間もないのに玄関のチャイムが鳴るのです
鳴るもんです。
赤ちゃんを見に来る人と
宅急便と
勧誘。
昨日もチャイムが鳴ったので出てみると
見知らぬおばさんが
宗教冊子を手に立っていました。
とても優しい眼差しで私を見つめ
熱心に語りかけてきました。
私は小さな息子を抱いていたため
おばさんは鋭く察したのか、もしくは調べてきたのか
「まだこちらちへ来て間もないでしょう」
「知り合いもいないでしょう」
「不安でしょう」
と私に不安を焚きつけ始めました。
私は元より耐熱性でできているため微塵も火がつかず
且つ天邪鬼なので
「いえいえあのですね」と
逆に消化活動を始めようとしたところ
例によってどこからともなく
「パラパラパラパラパラパラ」
とちっちゃいヘリの音が聞こえるではないか！
そう
ご存知息子の屁
パラパラパラパラパラパラパラパラパラパラパラ
パラパラパラパラパラパラパラパラパラパラパラ
「ゴホン！ンゴゴホン！」
パラパラパラパラパラパラパラパラパラパラパラ
パラパラパラパラパラパラパラパラパラパラパラ
と咳払いで散らしたものの屁の長さに負け
おばさまにも聞こえてしまいました。
私は得体のしれない罪悪感に襲われ
血迷って入信しそうになっちゃいましたあぶねーーー！！
ふぃーーー。
恐るべし屁！
ま、なにはともあれ
留守を守る身になったことを忘れず
息子の屁にも惑わされず
日々を過ごします。
またね！
こもちこんぶ編集後記
つい数ヶ月前まで定期的にいらしていました。
私が玄関に出る時間でさえ惜しいほど忙しくなったごく最近は、居留守を何回か使ったのでいらっしゃらなくなりました。
10年近く私の家に定期的に通い、聖書に書かれている教訓をお話して帰っていく。
ただそれだけ。
これ果たして勧誘だったのか？！
ただ私は人の話を聞くのが好きなので
玄関を開けてよく話を聞いていました。
そうだよなぁと思うこともあれば、そうかなぁと思うこともあり
いずれにせよ良い経験でした。
めちゃめちゃうちの子ハマってんねん
すーべりだいーーーーん！
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