良く投資で使われる人間心理学で「プロスペクト理論」と言う物があります。詳しく書くと長くなってしまうのでWikipediaにでも当たって欲しいのですが、簡単に言うと、「人間が利益を得たときよりも、同じ損失を受けたときの方が2倍精神的な負担がかかっている」と言うものです。
分かりやすい例で言うと、例えば道で一万円を拾ってラッキーと思ったとします。しかしその一万円が風で飛ばされてどっかに行ったとします。プラマイゼロのはずですが、もの凄い損をした気分になりますよね。つまりプラスよりマイナスの方を心理的により大きく評価してしまうのです。
ネットビジネスを始めた人が必ずノウハウコレクターになっちゃうのもこれに似ているのかもしれません(自分の経験からもそうじゃないかと思う)。
「プロスペクト理論」は特に投資で負けが込んでしまう時の理由として使われます。一旦負け始めると、負けを取り返そうとして一層負けてしまい、負けを大きくしてしまうと言う、例のアレです。
投資に限らず、人間心理としてネガティブになっている時は、行動が損する方、損する方へと行ってしまいがちです。
だから、ネガティブな時は敢えて行動を控えておく、と言うのも大事です。