最初、脳裏をかすめた「グレートなアメリカ」とは、第二次世界大戦戦勝国としてのアメリカ、冷戦の一方の当事国としてのアメリカ・・・というデンジャラスなものを危惧していましたが、プーチンと何良くしたがってたり、「世界の警察はもう出来ない」などと言ってるから、どうも違うみたい。
かつてのモンロー主義に近い物も感じますが、これにもロシア(の米大陸進出)対抗というのもあったし、植民地も無くなり、グローバル化がこれだけ進んだ中で、1890年頃終わったモンロー主義ってのも今更無いだろうと思う。
アメリカのグレートって何なんだろう。
やっぱり理念とかそーゆーものは何も考えてないんじゃ無いかと思う。
アメリカをグレートにするには「グレート」を定義する必要があると思う。「何を」グレートにするのか、「何を」以てグレートと言うのか(数値目標)など。
目的や目標が無い単なるグレートと言うのは、何が何だか訳が分からない。
目標や戦術・戦略が無いのにその場の思いつきで大統領令を乱発するから、今みたいな事になってるんだと思う。
なのでスタッフに支えて欲しいと思うのですが、閣僚を見ると財務長官、商務長官は政治経験の無い会社経営者を起用してたりする。あと、ゴールドマンサックス関係者が3人くらい入っている。(財務長官には経済学者を起用して欲しかった)
ゴールドマンサックスはリーマンショック時に住宅ローン担保証券(MBS)の不正販売を巡り、約51億ドル和解金を払っている。また、トランプ自身ゴールドマンサックスから膨大な借金を負っている。
会社の経営手法を国家の運営に当てはめちゃうのは凄い危険だと思うのですが、そーなっちゃってる。
会社だと成果に結びつかないヒトとか、ハンデを負ってるヒトはクビになっちゃうけど、そーゆー国家になるんじゃないか。トランプを支えたラストベルトの労働者なんかは一発でクビになっちゃうんじゃ無いの?
グレート=企業収益 って事なんでしょうか。