エビータ 染之助・染太郎(上) | モノゴトをオモシロくスルドく見る方法「かふてつの方丈記 」

モノゴトをオモシロくスルドく見る方法「かふてつの方丈記 」

  
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or
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アンドリュー・ロイド・ウェーバーのミュージカルが好きなのですが、中でも一番のお気に入りは・・・と尋ねられると、『エビータ』です。


ウェーバーは「Cats」とか「オペラ座の怪人」とか初期から現在まで様々なミュージカルを作っています。「エビータ」は劇団四季でも時々上演されますが、あまり頻度は高くない。
ウェーバーのミュージカルの中でも世間的認知度は低い方とも感じていますが、個人的には「エビータ」が気に入っています。(素直に各曲が良いと思う)

 

簡単にアクセス出来るのは、アラン・パーカーによる映画版だと思います。これは、マドンナがエビータを演じていることなどで印象を悪くしている人もいるようですが、個人的にはミュージカル映画としての出来は良いと思う。なので私は「映画版エビータ」も支持しています。興味がある方は観てみて下さい。

 

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「エビータ」が良いのは、曲が良いのもさることながら、エバ・ペロンという面白い人物かつて存在したことを教えてくれる点にあります。

 

「エビータ」ではエバ・ペロンを一種の悪女っぽく、どちらかと言うと批判的に描いていますが、エバ・ペロンが聖女だったのか娼婦だったのかの評価はさておき、実在したのは事実であり、「こんな面白い人が居たんだよ」と言うことを教えてくれるのは間違いない。
(エバを聖女として崇めている人がこのミュージカルに腹を立てているのも事実)

 

そう言えば、マグダラのマリアなんかは、娼婦なのに(と言うか娼婦であるが故に)、聖女でもある訳です。

 

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ミュージカルや映画が良いのは、”そういう面白い事実”を改めて教えてくれる点にもあると思います。

 

そういえば、NHK朝ドラの「あさが来た」も、日本の幕末から対象にかけて広岡浅子という傑物が居た事を教えてくれて面白かった。(母親がポン女出なので尚更そう思った)

今やってる「ぺっぴんさん」にもそんな所がある(べっぴんさんはファミリアとレナウン創業の話)

 

(続く)