『泣ける本』ランキングで、上位にランキングしたというウワサを聞き、笑
読んでみようと図書館に予約してから待つこと、、、
待つこと、、、
いつ予約したのか忘れちゃったくらい待ちましたにひひ
 
やっと私のところに来てくれたねw
 
 
                 永遠の0(ゼロ)          百田 尚樹
 
            特攻隊員だったという祖父のことを知ろうと、元戦友達を訪ね歩いて
            話を聴く姉弟。臆病者、卑怯者、腕のいい零戦飛行士、命の恩人、、、
            会う人ごとに違う話を聴き、様々な人物像が浮かび上がり戸惑う2人。
            「必ず生きて帰る」という妻子との約束を守るために、祖父が命がけで
            貫き通してきたこととは、、、
 
 
フィクションでありながら、実際に起こった戦争をベースに描かれているので、
読んでいて辛い場面がたくさん。苦しい。
 
わが子を戦争に送り出した母の気持ちはいかばかりだったろう。。。
そんな思いを抱きながら、読み進める。
 
 
祖父のことを調べていくうちに、戦争についての事実を知り、兵士達の思いを知らされ、
祖父の「必ず生きて帰る」という言葉の真意、特攻として散った命を思う姉弟。
 
腕利きの零戦乗りだった祖父の、人柄と情熱。。。信念。。。
人として本当の強さとは何なのか?
 
たくさんの敵機を撃つ事、やらなければやられる、命を惜しむな、、、
狂気とも思える作戦の数々。
命は、、、ひとりに与えられた命は、たったひとつ。
ひとりひとりに大切な人がいて、守りたいものがある。
 
戦争の惨さの中で、祖父が最後まで守り続けたもの。
臆病と言われても、卑怯者と言われても、生きて帰りたかった理由。
それでも、特攻隊員として散ったいった理由。。。
 
真相が語られる章では、「そうだったのか!」と声をあげずにはいられない。
そして、その思いに涙が溢れた。
これこそが、強さであり、愛なんだ。。。
 
高校生ダンシにもぜひ読んでほしい、と思う。
長男に薦めてみよう