“名言bot”でつぶやかれていた、作中の高校生が書いた詩に惹かれて予約した本。
以前から気になっていた作家さん、やっとめぐり会えたねアップ
 
 
               図書館の神様         瀬尾 まいこ
 
           バレーボールひとすじに生きてきた主人公・清。
           高校時代に負った心の傷を引きずったまま、高校の講師になり、
           文芸部の顧問になったことから始まる、清の再生の物語。
 
 
まず、タイトルがいいグッド!
図書館に神様はいると思う。
「出逢い」を、「世界」を、私に与えてくれる神様が。
 
 
バレーボールを愛するが故に、自分にも他人にも厳しく過ごした高校生の清。
周りが見えなくなってしまうほど大切だったバレーボールを、
やめなくなってしまったその理由。。。チームメイトの死。。。
 
自分が悪いのか・・・? 
 
ずっと心に抱えたままオトナになり、マジメだった生活もずるずると自堕落に陥っていく。
 
 
勤め先の高校で出会った、たった一人の文芸部員・垣内君。
彼が語る文学に、知らず知らずの内に引き込まれていく清は、
やがて、ゆっくりと自分を取り戻していく。。。
 
というストーリー。
 
 
爽やかです
 
何かに躓いて、立ち上がりたくても立ち上がる方法がわからない時、
助けてくれるのは一冊の本かもしれない。
 
    雑草は、強いと言いますが、どうしてでしょう。
    彼らだって弱い部分があるはずです。
    ・・・・・・
    僕は彼らの弱い心を見つけられるそんな大人になりたいです。
 
 
        文学を通せば、何年も前に生きていた人と同じものを見れるんだ。
        そこにいながらにして、たいていのことができてしまう。
        マゼランは船で、ライト兄弟は飛行機で新しい世界に飛んでいく。
        僕は本を開いてそれをする。
 
 
一冊の本。。。
そこに書かれている言葉が、ふっと心を軽くしてくれることがある。
勇気や希望をもたらしてくれることも。
 
だから、やっぱり図書館には神様がいるんだよキラキラ
 
だから、やっぱり私は本が好き