絵本を返しに図書館へ行った。
ここのところ、自分読書では有川ワールドにどっぷり浸かっていたので、、、
久しぶりに重~い本でも読んでみようと、

書架の間に一歩足を踏み入れた途端に、目に飛び込んできた一冊。
そのタイトルに引かれ、とっさに手にとってみた。決まり!
君の孤独のそばで K.羽音
迷いながら生きている時に、運命を変える人に出会ったら?
孤独を分かち合い、解り合える人と出会い、変わっていく自分。
「青の群像」「君の孤独のそばで」の2編を収めた、痛いくらいの
青春小説。 この孤独を、誰が解ってくれるんだろう。。。
どちらも若い男の子が主人公。
自分の中に孤独を抱えながら、もがいて自堕落な生活をして、
生きる意味を探すように足掻いている。
救ってくれるのは、ナイチンゲールのような女の子だったり、前世から知ってるみたいに惹かれる女の子。。。
彼女達もまた、心に傷を、孤独を抱えて生きている。
運命の出逢い、みたいに惹かれていく。
その様子は、青春小説そのもの、、、(^^;)
オトナになった私は、「おいおい!」と突っ込みを入れたくなるけれど。笑
そこは、勢いで読みきって目をつぶろうか。

「君の孤独のそばで」の最後の詩がいい。
一気に物語を読んだ後、最後のページでこの詩。
グッとくる。
孤独って、誰の心の中にでもあるもの。大なり小なり。
例えば、たくさんの人に囲まれていても、感じる孤独感があったりするように。
その孤独を癒す方法は、人それぞれで。
本人にしか見つけられない。
私の孤独は、どう癒そうか。。。
ところでこの作家さん、正体不明なんだよね~

プロフィールには、作詞家・作家とあるだけで、、、
ネットで調べても???がいっぱい!
私は、“ハーフのピアノ弾きで、若い男性”だと思うんだけどな?
文章やストーリーから、そう感じたの。
羽音(ハノン)、なんて『HANON』から取ってるペンネームじゃないかしら? ね?