昨日、逗子で行われた“尾木ママ”こと尾木直樹さんの講演会に行ってきた。

『こども・生きる・つながる』をテーマに90分の講演。
最近、テレビでおなじみとなっている尾木ママ。
さて、どんな話が聴けるのかしら?
笑顔で登場した尾木さん。
ジョークを交えながら、会場を引っ張っていく話術はさすが。

私はあまりテレビを見ないので、、、
レギュラー番組の話はよく解らなかったけれど・・(^^;)
日本の子ども達の現状、抱えている孤独感、不安、悩み、、、
その打開策について、「わかりやすい言葉」でトークを展開。
「頭で考えたことを、文章にして伝えても伝わらないの。
心を通して、話し言葉で言わなきゃ伝わらないのよね。」
と、終始あのオネエ言葉で。

子どもが自己肯定感を持ち、自分を好きになるために、
小さい時からの親との関係は大切。
愛された記憶・褒められた経験がなければ、子どもは自分を好きになれないし、人を愛せない。
『学力=洞察力』 暗記型の学力は忘れてしまう。
“習得主義”の教育で、「解るまで」人権として学力をつけさせる方法がよい。
日本は、考え方で世界に大きく遅れをとっている。
国を挙げて取り組んでいかなければ、更に悲惨なことになる。
日本の幸せ度は、アンケートをとった130カ国中、75位。
思春期の子どもが「孤独を感じる」と答えたのは、3割近く。世界でも突出した数字。。。
子どものうつ病調査で、小・中学生の有病率は1割を超え、中学3年生では3割を超えている。
“成果主義”の教育が子どもの心を崩している。
「あるがままの自分を好きになる」という自己肯定感がない。
他人と比較され続けて育ってきているから。。。
親や教師と、基本的信頼が築かれていない。
もっと愛を伝える!守ってくれる人がいる、という安心感を与えよう!
信頼がなければ、学力は上がらない。非行も減らない。
褒めて育てる!何でもかんでも褒めるのではない。
「おだてる≠褒める」 叱らない子育てを目指す。
失敗してしまっても、ツライ思いをしている気持ちに共感し、話を聴き、相槌を打つ。
子どもの辛さが見える親になろう!
時々、横道に逸れながらも、想いの伝わる90分間。
今ならまだ、間に合う。。。かもしれない!
子ども達を守って、育てていくのは、私たちだもの。。。!
そして、今日はO小学校での勉強会へ。

カウンセラーのE先生と“親業”について学ぶ、1ヶ月に一度の勉強会。
ここでも『自己受容』の大切さが話題に。
自分のマイナスの部分、それも自分であることを認め、自分を好きになる。
自分を好きになることで、人を許す・認めることができる。
子どもの立場で考える。気持ちに寄添い、同感する。
ありのままの子どもを受け入れる。何があっても大好きだよ、ということを伝える。
失敗はつきもの。それを繰り返して自信をつけていくのだから。。。
『子育て』とは、とても重大な責任を負った仕事。
子どもが社会で生きていくために、一人立ちできるような大人に育てること。
子どもを自分の分身と思いがちだけれど、子どもには子どもの人格・人生がある。
う~~ん、奥が深いぞ、子育て。。。
17年目に入ったハハ業。
まだまだ、修行の日々だなぁ。。。
子育ては自分育て。
子ども達と一緒に、私もどんどん育っていこう
