先週は、嵐のような一週間で

なかなか読書時間が取れず・・・(><)
夏休みの終わり頃に借りた本、返却期日ギリギリで読み終えた。
桐島、部活やめるってよ 朝井 リョウ
バレー部のキャプテン・桐島君が部活をやめたらしい。
理由は知らないけれど。。。そのことで、微妙に変化する
5人の生徒達の心、思い。
高校生の揺れる気持ちを瑞々しく描いた青春小説。
この小説に、桐島君は登場しない。
それなのに、桐島君の存在は心に大きく残るのだ。
バレー部のキャプテン・桐島君が、突然部活をやめてしまったことで、
同じバレー部のダンシも、全く関わりのなかったジョシも、
心の中で、何かが変わった。
高校生特有の焦り、イライラ、、、
何を目指し、どこへ向かえばいいのか。
今、自分はどうしたらいいのか。
周りの友達に気を使いながら、自分の存在を確かめる。。。
私達が高校生だった頃よりも、イマドキの高校生はタイヘンなんだよね

空気を読んだり、自分の立場を演じたり、ムリして周りに合わせたり。。。
本当はみんなわかっているはずなのに。
素の自分が一番だって。
そんな微妙な高校生の心を、上手く切り取って表現している。
ストーリーとしての深みはないけれど、、、
思春期の、あの“青さ”を思い出す一冊。
高校生の長男にも勧めてみた。
今、正に青春真っ只中の長男
登場人物のダンシ3人のキモチ、手に取るようにわかるでしょ?
