やられた。。。
またしても。。。
ストーリー・セラー 有川 浩
書く側と読む側。本を通じて出逢った二人が紡いでいくのは、
愛しくて大切な時間。
あなたのために、私のために。。。
いつまでも書き続け、読み続けることができたなら・・・。
それは本望。極上の幸せであるはずだったのに、、、。
図書館に予約していて、やっと届いた作品。
覚悟をして読み始めたはずだったのに、、、
やっぱり、有川マジックにやられてしまった。
号泣。
彼女の作品の何が、こうも私の琴線に触れるんだろう。
大人向けのライトノベル。
わかっちゃいるけど、毎度キュンとさせられる。
書く側の彼女、読む側の彼。
お互いが、お互いを必要としている。
彼のために書き、彼女のために読む。
誰のためでもなく、彼のために。彼女のために。
意外と“男らしい”のに繊細だったり、
ロマンチストなくせに、理屈っぽかったりする彼女。
作家として登場する“彼女”の気持ちが、すごく解るのは、、、
私が同じ女性だから、なのかな?
彼女の一番のファンであり、支えである彼。
こんな風に、そばにいて理解してくれる人がいてくれたら、頑張れる。
誰のためでもなく、その人のために。
愛する人より、先立つこと。
愛する人を、見送ること。
どちらも耐え難いけれど。。。
人生は、予測がつかないことだらけ。
危機に直面したときこそ、その人の本当の心が見える。
誰かのために、生きていける?
『あなたはあたしの絶対の拠り所だった。』