予約していた有川作品が届いた~

さて、今回はどんな世界を見せてくれるのかしら?
レインツリーの国 有川 浩
“思い出の本”をきっかけに、ネットで知り合った伸とひとみ。
メールのやり取りを通じてお互い惹かれあっていくけれど、
実際に逢うことを躊躇するひとみには、理由があった。
全てを受け容れたいと思う伸、理解されるはずがないと
心に壁を作るひとみ。言葉を交し合うことで、お互いの距離を
少しずつ縮めていく。
“レインツリーの国”を目指して。。。
うん、『青春菌』満載の、ラブストーリーだわ

ネットで知り合うふたり、、、イマドキの若者の設定だけれど。
そのふたりの中身は、心は、果てしなく古典的で。
“恋”って、時代が変わっても、やっぱりこんなにせつなくて、激しくて、馬鹿馬鹿しくて、
苦しくて、嬉しくて、難しくて、愛しいものなんだ。
それは、人と人が向き合うことだから。
自分ではない誰かと、自分とは違う心と、触れ合うことだから。
伸の想い、ひとみの悩み。
お互いを想うからこそ、すれ違ってしまったり。
大切だから、躊躇してしまったり。
こんな風に向き合えるって素敵だな。
“言葉”を大切にするひとみ。
「どうしてひとみの言葉がこれほど好きなのか」と伸は考える。
「真摯に使われる言葉」
「言葉の愛おしさ」
そう、「言葉」って大切。
私も、いつも思う。
伸の前向きな強さ、ひとみの臆病さ。
どちらの気持ちもよくわかるな~。。。
と、今回も胸キュンの有川作品だった。

レインツリーの国、私にも見つけられるかな~
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(『青春菌』に感染中~
)
