一度に3冊届いた本の中の、2冊目読破。
本好きコミュで、評判の良かった作品。
 
悲しい物語は、あんまり得意じゃないんだけれど、
好きな作家さんなので、、読んでみることにした。
 
 
               100回泣くこと            中村 航
 
           健やかなるときも 病めるときも 喜びの時も 悲しみの時も・・・
           二人の幸せは、ずっと続くと思っていた。
           普通の毎日が、そうではなくなるとき。。。
           僕には一体、何ができたと云うんだろう・・・?
         
 
この作家さんの、文章が好き。表現が好き。
登場人物のあったかさが好き。考え方が好き。
 
物語の展開が、読める。
それなのに、どんどん引き込まれていくのは、
主人公の心の葛藤が、上手く表されているから、、、なのかな?
 
「大丈夫。」としか言えなかったこと。。。
残された者は、後悔でいっぱいになるんだよね。
 
「覚えておいて。」
覚えておくことが、一緒にいた証になるんだ。
 
泣いて泣いて、壊れるくらい泣いて、、、
それでも、残された者は前に進まなければいけない。
 
大切な人が残していった言葉、想いを胸に抱きしめて。。。
 
 
号泣、ではなく、
静かに涙が零れ落ちる、後半の展開だった。
 
 
私が大好きだった大切な人たちを、ずっと忘れないでいよう。。。