久しぶりにアンソロジーが読みたくなって、図書館で物色

タイトルと装丁に惹かれて手にとった本。
ようこそ、私の手の中へ!笑
女ともだち 角田 光代 井上 荒野 栗田 有起
唯野 未歩子 川上 弘美
派遣社員の女子をテーマにしたアンソロジー。
<恋人よりも、愛おしい>女ともだち。
5人の作家が描く、それぞれの“女ともだち”のカタチ。
時にライバル。時に分身。母子のようであり、姉妹のようでもある。
ジョシ達の、この不思議な心のつながり。
ダンシ諸君には、わかるまい。
いや、わかってたまるか!

角田さんは「さすが」というカンジ。
ソツがない。というか、やっぱり女子の心理を上手く描いている。
表紙のイラストは、角田さんの物語をイメージしているんだろう。
登場人物の性格で、5人の名前が当てられそうだ。
井上さんは、以前読んだアンソロジーの本でも感じたことだけれど、
独特の視点で、ジョシの深層心理を突いてくる。
唯野さんの作品は初めて読んだけれど、
30歳を前にしたジョシの、未婚者と既婚者の姿を上手く描いていると思った。
イザ!というとき頼れるのは・・・やっぱり“女ともだち”だよね

サクサク読めて、楽しいアンソロジーだった
