図書館で見つけた本。
タイトルと、著者の2人を見たら・・・
もう、読むしかないでしょうにひひ
 
 
                 恋するために生まれた       江國 香織 × 辻 仁成
 
              愛について、恋について、二人の作家が語る恋愛論。
              様々な愛の形について、それぞれの想いを語り合う往復書簡。
              恋愛にお手本はない。。。
 
 
まるで交換日記を覗いているような、ドキドキした気持ちで読んだ。
人の恋愛観を聞いて、何が面白いの?と言うなかれ。
 
辻さんが「勝手な恋愛論なんだからお手本にならない。」と述べている通り、
愛についての見解は、人それぞれ。
 
だけど、この2人の話を聞いていると(読んでいると)、
フムフム・・・な気がしてくるのよね。
なるほど、そういう風に考えたら、しっくり納まるのか、、、とか。
 
辻作品、江國作品が好きな方には、堪らない一冊だと思う。
 
辻さんは、デリケートで、意外と(失礼!)真面目なのかも。
江國さんには、真っ直ぐさ、潔さを感じた。
 
「無償の愛」についての話が、全体を通してよく出てくる。
愛についての名言、いろいろ思い出してしまった。
 
ふたりの言葉も、心の琴線に触れるものがあった。
う~~ん、またこのふたりの作品が読みたくなっちゃった。(^^;)
 
     ~大切なのは、自分の内側に「倫」を持つことだと思います。~ 
                                  by 江國 香織