予約待ちの本が来ないとき、図書館に行くと、、、
・読みたい本リストにある本、または作家さん
・物色中に目が合った本(タイトルや装丁に惹かれる、など)
なんていう基準で本を選ぶんだけれど、
 
それでも、ピンとくる本に出逢えない時、
「よし、今日はこの棚の中から1冊選ぼう。」
例えば、
・あ行の棚
・歴史、教育などのジャンル別
・舞台が鎌倉のお話
なんて遊び心で(^w^)
 
そうすると、今まで出逢えなかった作家さんや、普段は読まないジャンルのお話に出逢えて楽しい。
図書館は、私にとって本当に楽しくてワクワクするところ
 
 
さて、今回出逢ったのは、、、
 
                十二の嘘と十二の真実           あさのあつこ
 
              中世の王国の妃に仕える侍女と、現代の田舎まちに暮らす老婆。
              時代を超えてつながる2人の女・ツル。
              不思議な縁で繋がる過去と現代の因縁の物語。
 
あさのあつこさんといえば、爽やかな青春小説のイメージが強いのだけれど、
この作品は、全くイメージが違うので、、、少年達、気をつけ給え!笑
 
ウチの次男は、あさの小説が好きだけど、、、お勧めしないなぁ~、、、ビビリだからにひひ
ホラー小説、とまではいかないけれど、残酷な描写もあるので。
 
中世の王国の話と、現代の老婆が語る話が交錯。
人の深層心理や、人間のエゴについて描いてるんだと思うけど、最後まで悲壮。
そこに何を見つけられるかは、読み手次第かな?
そういう意味では、やっぱり大人向け、なのかも。
 
「崖の上」という短編も収録。
オオカミに育てられた少年と、オオカミ族を探す教授を父に持つ少女の物語。
こちらも、切ない結末。。。