アンソロジーで読んだ短編小説が気に入って、
他の作品も読んでみようと思い、予約してあった本。
あのとき始まったことのすべて 中村 航
社会人3年目。ひょんなことから再会することになった、
中学時代の同級生。。。10年ぶりに会う彼と彼女。
あの頃のままの変わらない部分と、ちょっぴり大人になった部分・・・。
仲良しだった二人の関係は、その再会によって。。。
「じゃあ、またね」と卒業してから、
会えない時間が長かったとしても、再会したときにタイムスリップしてしまう経験、アリ。
特に中学時代の同級生って、そうなんだよね。
主人公の岡田君。
仲良しだったけれど、それが恋なのか気づかず、気にも留めず、、、一緒に過ごした仲間達。
ガキだったあの頃の自分を愛しく思いながら、
再会した石井さんに対して、懐かしさと共にこみ上げるせつない気持ち。
忘れたくない思い出。
忘れられない思い出。
他の誰かが忘れてしまっても、自分だけは覚えておこう。
誰もが抱えていた甘酸っぱい思い。。。
10年の時を経て、微妙に変化する心。
大人になるって、人の幸せを願えるようになることなのかも。
岡田君、石井さん、応援してるからね

・・・と、つい言いたくなってしまった。(^w^)












中村航さん・・・この人の文章が好きだな。
短編小説「ハミングライフ」を読んだときもそうだったけれど、
ありがちな場面設定でも、なんだか惹きこまれて、うんうん(^-^)、と頷いてしまうカンジ。
クスッと笑ってしまったり、胸がキュンとしたり。
また、他の小説も読んでみたいな、と思った。













中学生・・・かぁ~。
あの頃の私は、ちょっぴりナマイキで、お転婆な女の子だったな。。。

実家に帰ったとき、バッタリ同級生に会うことがある。
女子にはニックネームで、ダンシには旧姓で呼ばれることが多い。
私も同じように、相手のことを呼ぶ。
仲良しの友達は、男女問わず名前を呼び捨て。
なんか、いい!
心が、たちまちセーラー服の私に戻るカンジ。笑
青い時代の私を知ってる、今は大人になった人たち。
あのときから、ずっと繋がってるんだよね。。。
会えなくても、関係ってずっと繋がってるものなんだなって、思う。
そういえば、20歳のときの同窓会で再会して結婚したカップルがいたなぁ~、ふた組
読み終えて、、、なんだか懐かしいことをいろいろ思い出しちゃった

いいなぁ、青春
