気軽に読めるエッセイは、時間のないときでも「活字に触れていたい」というときのお供にピッタリ

著者の人生観や世界観を、フムフム・・・なるほど、と思いながら、
時には、「マジで??
」と突っ込みを入れながら読む。

ものの見方、考え方って、ホントにそれぞれ。
だから面白いのよね、人間って。

愛すべき可愛いイキモノだ!
宇宙の片隅で恋を語る 谷村 志穂
日々に恋して、家族に恋して、食に恋して、北の地に恋して、旅に恋して・・・
5章からなるエッセイ集。
エッセイは、作家の内面がダイレクトに表れるものだと思う。
すごく、勇気がいることのような気がする。
読んだときに共感する人、反論する人・・・いろんな反応がある。
でも、谷村さんは言う。
「書いたエッセイが、新聞や雑誌などに掲載されて、私が投げた石が波紋を描いて帰ってくるように感じるとき、
私はやはりとてもうれしいのだ。」
自分をさらけ出すって、恥ずかしくって、難しくって、躊躇しがち。。。(^^;)
でも、同じ時代に生きてる私達は、目に見えない何かで繋がっていて、
共感も、反論も、その繋がりの証であるんじゃないかな。
毎日を一生懸命生きてるからこそ、周りのものが愛おしくなる。
私に関わるすべてのことに、感謝したくなる。
今という時間を大切に思う。
そんな気持ちになる、爽やかなエッセイだった
