現在、図書館に予約中の本が12冊!にひひ
しばらく順番が回ってきそうにない。。。
 
読みたい本リストも、どんどん増える一方だわ
 
でも時々、図書館でふと目が合う本にも惹かれる。
今回は、そんな風に図書館で私の事を呼んだ本。
 
       
                 4TEEN           石田 衣良
 
             東京・月島で暮らす、14歳の男子、4人。
             家庭環境は全く違うけれど、仲間の絆は強い。
             病気を抱えていたり、恋に悩んだり、家族やクラスメートに振り回され、
             時には死と向き合ったり、秘密の冒険に出かけたり・・・。
             痛くなるほどの想いを心に抱きしめ、少しずつ、大人になっていく14歳。。。
 
 
何をするにも“だるかったり”
まじめになるのが“カッコ悪かったり”
14歳の少年達は、繊細なのだ。
 
『男の人が描いた少年像』という印象は否めないが、
半分コドモ、半分オトナ、、、っていう、宙ぶらりんな14歳、
そのイライラ、不安、優しさ、友情、
そして本当は精一杯、一所懸命だってこと。
 
その気持ちは充分、伝わってくる。
 
実際の14歳が、ホントにこの4人の様なのかは別として。
だって、こんなに大胆な14歳、こんなに勇敢な14歳、こんなにエッチな14歳、こんなに無謀な14歳、
こんなに正直な14歳、こんなにアツイ14歳、こんなに眩しい14歳、こんなにせつない14歳が、、、
身近に沢山いる、とは思えないから・・・目
 
14歳をめいっぱい凝縮したら、こんな4人になるのかな~?
 
でも、目に見えない何かと戦い、自分の居場所を探している14歳という季節を、
オトナの誰もが通り過ぎてきた14歳という時代を、
この4人が思いださせてくれる。
 
 
私自身、14歳のときは生意気で、不安定で、尖っていた。
母とよく喧嘩をした。先生にも反抗した。
早く大人になりたかったり、大人になんかなりたくないって思ったりした。
自分はなんだろう・・・って考えたりもした。
 
あの甘酸っぱい14歳だった頃が、今は愛おしい。
 
自分の子ども達が、今まさにそんなときを迎えている。
 
いっぱい悩んで、いっぱい考えて、泣いたり怒ったりしながら、
ゆっくり大人になればいいんだよ、って。
 
親になった私は、ちょっぴり余裕を持って言ってあげられる。。。かな?
 
いいなぁ、青春!