雑誌の書評に書かれていたのを見て、読んでみたいと思い図書館に予約してあったもの。
2007年9月から2009年12月までの間、7回に亘って雑誌に掲載されていたものをまとめて、
今年の5月に刊行された本。
カムフラージュ 有吉 玉青
恋人と上手くいっていないユズ。フランス文学担当の教授・岩淵に相談したことが
キッカケで、妻子ある教授に口説かれ恋に落ちてしまう。
ふたりの関係を隠すためにカムフラージュを思いつく岩淵。
ユズと恋人の智Q。教授とその妻麗子、そして麗子の愛人・五郎。
そんな大人たちを冷ややかに見つめる岩淵の息子・ルイ。
微妙なバランスは、やがて崩れ始め・・・。
この方、有吉佐和子さんの娘さんである。
雑誌で紹介されていて、、、“現代のソープオペラ!”って。。。

かなり期待して読んだんだけれど。笑
恋愛よりも、自身の保身を大切にしているような岩淵。
愛人・五郎と、大人の恋愛をしているようで、実は幼稚な麗子。
しっかりした女子大生のようで、まるで堕落したおやじギャルのようなユズ。
本当は、女の子を愛せない智Q。
大人びたルイ、、、背伸びしているルイ。
それぞれの苦悩はあるのかもしれないけれど、、、
みんな勝手だなぁ~

・・・人間って、そんなものか・・・(^^;)
相手の幸せを願うような恋をしたらいいのに。。。
ドロドロしているようで、よくある展開といえば、、、ドラマ好きな人は納得できるかな?
最後のルイの行動が、本当はルイがまだほんの子どもで、
大人の世界に振り回されて我慢していた気持ちを象徴しているのかな。。。
お話の中で出てくる「人間球体説」
この話を知った高校生の頃。。。私も、自分の半身を探そう!と思ったわ(^w^)
better halfとはよく言ったもの。
この説、個人的には好きなお話。笑
実際がどうかは別として。。。爆・・・

プラトニック。
作者は、それを語りたかったのかも。
ね?プラトンさん!

プラトニック・・・




