今日は雨。。。

そろそろ梅雨入りしそうです。
タイトルに“雨”がついた本を図書館で探していて、目にとまった一冊。
雨恋 松尾 由美
伯母の住んでいたマンションで、子猫の世話付きの留守番を頼まれた主人公、渉。
住みはじめて気付いた、雨の日の子猫の異変。。。
なぜか雨の日だけ現れる若い幽霊の女性千波と、奇妙な生活が始まる。
彼女の死の真相を追究するうちに、近づいていくふたりの気持ち。。。
真実がわかったとき、、、ふたりは。。。
よくあるラブストーリーなのかと思いながら読み進めていったら。。。
千波の登場シーンでは、背中がゾクっとしちゃった(^w^;)
ミステリーとラブストーリーが程よくミックスされ、
綺麗な文章と相まってスラスラと読めた。
幽霊と同居、なんて、、、奇抜、と思いきや。。。
爽やかさの中に、せつなさも入り混じり、、、
ふたりの心の様子がよく伝わってくる。
帯に「ラスト2ページの感動」とあったけど、
220ページからラストの252ページまで、うなりながら読んじゃったよ(笑)
う~~~ん、なるほどね~~~、ほぉ~~~、そうくるかぁ~~~!
涙、というよりも、
透明感のある世界で綺麗、という印象のお話。
雨の夜、リビングでゆっくり読むのがお勧め♪