図書館で、特に目的もなくふらりと本を眺めていたときに、目に留まった本。
「鎌倉」という文字に反応してしまった。
モーテル0467 鎌倉物語 甘糟 りり子
鎌倉の海沿いのホテルを舞台に繰り広げられる、
青春、と呼ぶには少し大人になりすぎた主人公の、恋と友情の物語。
淡々と過ぎる毎日の中、主人公の周りで起こる小さな事件たち。
人は、何を求めて生きているんだろう。。。
大人になり、、、自由でいることの難しさを、自分をさらけ出すことの難しさを、
抱えながら生きている。
本当の自分を知ってほしい、理解してほしい、と望みながら、
それを恐れる自分がいる。
自由と孤独は、紙一重なの?
理解しあうことは不可能なの?
大人になったのに、もがいているかっこよくない主人公。
案外、こんなオトナって多いのかも。。。
人は生きてる限り、迷う動物なのだ。
理性と感情の狭間で。。。
実在のお店や、地名が出てくるので(^^)
頭に地図が浮かんできて、、、なんだか、うふふ♪なカンジで楽しく読めました。
甘糟さん、横浜出身だそうで・・・!鎌倉に詳しいんですね♪
ドライブのシーンなんて、とってもリアルで(^^;)
鎌倉の人にはぜひ読んでほしいな(笑)
夏に、由比ガ浜に寝転んで、サザンでも聞きながら読んでみたいわ(^o^)