三男が、帰ってくるなり大興奮で、
「ママ、ママ~!タイヘンなことが起きた~~~っ!
 大銀杏が、八幡様の、バッタリと、倒れちゃったの!
 僕、見てきたんだけど、みんなと!
 Mちゃんとか、Rちゃんとか、泣いちゃったの!」

お、落ち着いて(^^;)

鎌倉八幡宮のご神木が、今朝倒れたというニュース。
私も知っていた。

が、とにかく三男が興奮して話すので、
うん、うん、と聞く。

「僕たちね、今日はA先生の授業が4時間目の国語だけだったから。」
  (A先生は担任の先生。他の時間は、卒業式の練習と専科の先生の授業だった。)

「4時間目にやっと、大銀杏を見に行ったの!
 かわいそうだった・・・。根っこのとこからボキッって折れちゃっててね。。。」
   
  (夕刊の写真を見せながら)
「ほら、こんな風に中が空洞になっちゃってて・・・
 1000年もがんばってたのにね。。。」

樹齢千年といわれているこの大銀杏。
三男の学校の校歌にも歌われている。
三男の学校の子ども達にとって、この木はまさにシンボルなのだ。

3年生になって、鎌倉のことを学習した。
鎌倉の歴史、八幡宮の歴史についても、たくさん調べた。
クラスで実朝ブームがおきたほど。

たくさんの季節を、人々を、見守ってきた大銀杏。。。

「どうなっちゃうんだろう・・・」
心配する三男。

自然の驚異と脅威。
悠久の歴史。
今、ここに生きていること。

大銀杏から学ぶことが、まだある。

悲しい、寂しい気持ちを抱きしめて、
この先へ。。。