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カルロスじゃ。

寒いのは応えるのぅ…。
わしもすっかり寝込んでおったんじゃよ。
段々暖かくなってきたのでワシが目を覚ましてアントニオの家の中をウロウロしておったら、何か小さなものが家の中をうろついておるではないか。

なんと、奴は、先日アントニオが描いた絵と同じ生き物だったのじゃ…!!

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ワシが怪しげな目線を送っていると彼女はこう言いおった。

「ほんにゃらげ~、私ジョビンちゃん。虹のお国から来たの~。
気に入ったからここ住むね。よろぴこ」

な、何を…?!?!
これが証拠映像じゃ。




こやつ…何者じゃ?

昼時、その団体のうち、一人の女性が伊呂波を出たので、
わしも退屈をして、その女性のあとをつけてみたのじゃが…。
 

わしと同等の…いや、しかし、動かぬ動物が…たくさんおった…。
動揺したわしであったが、観察を続けていると、ここはいわゆる喫茶…いや、
カフェーであるようじゃ。

先ほどの団体にいた女性はここの経営者と仲がよいのか、何か
契約関係にあるのか、歓談を続けておった。

若い女性の尻を追いかけるとは…わしもまだまだ現役じゃのう…
ふぉっふぉっふぉ…
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皆の衆、わしはカルロスである。
絵描き、アントニオの元に住んでいるヨークシャーテリアである。

年齢など気にしてはいけない。

今日、わしは西荻窪のレンタルスペース伊呂波にて行われている会議に潜入した。
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彼らは何やら仕事の話をしているようだ。

わしは犬なのでお構いなしに寝ておるのだが、彼ら人間の話が止まらず眠れん。

何をしているのかのう?