出国審査は長蛇の列。
…全然進まない。

審査官は強面の男性。
相手の目を凝視し質問をしている。少しの表情の変化も見逃さないといった感。

3つ前の若者は…尋問された後、別室に連れて行かれた。ちょっと挙動不審だったので当然だろう。
前の2人と顔を合わせ「あれは仕方ないな」と苦笑い。


自分の番に。

どこへ行き、何をした、イスラエルに知り合いはいるのか、など
ありきたりな質問に加え、

荷作りは誰がしたのか?
荷物はこれだけか?
ここに来るまで荷物はどこに置いていたか?
誰かから貰った物はあるか?
液体物は持っているか?
鋭利な物、発火する物は持っていないか?
など。


パスポートにプリントアウトしたシールを貼られた。
このシールの末尾の番号が大きいほど要注意人物とみなされるらしい。

7…(ー ー;)
高い数字。まー、一人旅なら仕方ないか。


次は手荷物検査。
職員が棒で身体をチェック。荷物は全部出し入念にX線検査で調べる。
土産の死海泥パックやレンタルしたポケットWiFi充電機のことを聞かれたが、OKだった。
この人達はどんな物でも平気で没収する。

ここでも別室に連れて行かれる人がいた。


次は出国カード受取。
パスポートを機械にかざされ、
赤の出国カードをゲット。
上が入国カード。下が出国カード。

ここまでで2時間。


大広間へ。
入国ゲートが下に見える。

ワンフロアの真ん中に仕切りがあり、入出国者がすれ違う大広間になっている。
右が入国側。

ここまで来たら一安心だと思ったら、
職員が隣に座ってきたり、監視されているようだった。


フライト
シリア、レバノンを避けて飛ぶ。
アラブ諸国と関係が悪く、ハマスからは飛行機撃墜の声明が出ているので、避けて飛んでいる。



イスラエルは、
国土のためならどんな犠牲や非難も厭わない。とても激しい国だった。