もう、4年ほど前になるでしょうか

私が所属する生ーシステム研究会のセミナーに
神経引き抜き損傷と診断された女性の方が
参加されました。

参加のきっかけは、セミナーに参加されている柔道整復師 浅野先生
の紹介でした。浅野先生は骨接ぎの世界では重鎮です。
そんな先生が紹介で連れて来られた、この患者さんはとても
辛そうで、最初に伊東先生の話を聞いているときも、
時々、襲ってくる強烈な痛み(神経痛)にうずくまりながら
もなんとか耐えていました。


どこに行っても、良くなりそうもない症状でした。
参加していた他の医療者たちも
「こんな訳分からん、症状が本当によくなるのか?」
そんな感じでした。


患者さんの脳の情報を読むと
良くすることができると伊東先生はキャッチしました。


脳の情報は本人がいなくても、読むことができるのです。
その間、患者さんは着替えをするため、トイレに行かれていました。

そしてあとはいつものごとく
良くするため、体に刺激するポイントを刺激していきました。

症状を確認すると
あれだけ痛かった痛みがかなりなくなったと
患者さんはコメントしました。

本当、色んな症状が脳の情報をよんだそのままを
するだけで良くなってしまう、
不思議な療法だなとおもいます。

脳の情報が読めれば
いろんなことを知ることができます。
それは他人のことだけでなく
自分のこともです。

自分が知っている自分は
多くが本当の自分ではありません。

そろそろ本当の自分を知りたくありませんか?

先日、関西の医療者向けセミナーで行われた難治な症状の治療の動画を
you tube にアップするために編集作業を行いました。

この患者さんは、四年ほど前、歯科治療を開始してから自分の口がネバネバしだして
気持ちが悪さを感じ、また唾液が溜まりそれを飲み込むのが苦痛のようで、
それをご自分でチュッチュッすると表現していました。


数件の歯科医院を渡り歩き、その結果心身症と診断され現在は歯科専門の心療内科に通院
されているとのことでした。(薬を7種服用)


施術者はもちろん、生ーシステム研究会代表の 伊東 聖鎬先生 です、
今回、私は現場には同行していなかったので、その治療の模様をじっくり見るのは初めてでした。


患者さんの、表現する「ネバネバ」とは何なのか?

伊東先生のテクニックを持ってしても、それはなかなかの難解でした

唾液の問題なのか?
口腔内の菌の問題なのか?


そのネバネバの意味を理解するまで伊東先生はいろんな情報を患者から聞き出しながら、
そして調整しながら、症状の変化を「人研究」という目線で施術していました。

その患者さんの施術にかかった時間は5時間にも及びます
患者さんは関西人なので、会話自体はとても面白く、興味深い?ものでした。



ポイントとしては

嚥下(のみこみ)の問題
唇の感覚が麻痺していた。
唇を開く(上下にそれぞれに引く)表情筋の問題
舌の位置が不安定であるという問題
心身症と診断され服用している薬の問題


などが、『ネバネバ』と「チュッチュッ」の原因となっていました。


表面だけの言葉を聞いている限りまったく想像がつきません
これは本当に医学では解決できない問題です。
医学では心身症というしかないのが現実だと思います。
結果、精神病にされる人が後を絶ちません、


僕は、今回の臨床をみて、人間(他人)を言っていることを理解するのは本当に難しいことだと
感じました。
同じ、言語を使っていたとしても、はたして同じ意味としてその言語使っているかによって
まったくチンプンカンプンなコミュミケーションになってしまい、何の話だっけ?
ってこともよくあります。

最近はつくづく、自分自身コミュニケーション能力の低さを感じます。
それは、「人」ととことん関わるというスタンスで関わったことがなかったから
なのだと思います。

どうせ人は(自分のように)パターンにあてはめれると思っていたし、どこか面倒くさいと
思っていたからかもしれません。


これまで様々な難治な患者さんの臨床をとおして、患者さんが自分自身をパターンにあてはめて
考えるから難治から抜け出せないという場面も見てきました


今、僕は本当に困っている人の役に立ちたいし、役に立てる人間になりたいと思っています。
そうなる為に、それぞれの人を知るためのコミュニケーション能力の向上の必要性を
感じる臨床でした。

イジメ問題等で「不登校」という言葉が
最近は当たり前に使われているが、この問題をどう考えればいいのだろうか


私には小学校1年生の娘がいる

『学校に行きたく』ないと
たまに口走る事がある



学校で何かあったの?



その理由はいろいろ考えられるが
本人のその理由を聞いたところで

どう対応すればいいのかその時々で考える




「学校に行きなさい」
「行きたくないなら行かないでもいい」


その時の状況事情によって、大きくは2つに分かれる。

それがその時だけの問題なのか?
それともある程度、長期になるのかによって
また対応は変わってくると思う

そして
「親って何?」
が問われてくるところでもある。



子供にとって
理解ある親になるのか、反面教師の親になるのか

いつまでも理解ある親でいれる自信はない


いずれにしろ親の存在が、子供がこれから生きて行く上で
「良かった」にしていってもらうしかない

そう考えれば、ある意味親はどんな選択をしようが間違いではない。

温室育ちでいくか、雑草根性でいくか
子供は何があっても、どんな親でもそれをプラスにしていくしかない。

全てが子供の人生であり
親は結局は何もできないことに親自身も早く気づかなければならないのだと思う



私自身は親に感謝の気持ちはあるも、1方では
甘やかされ干渉される事で、自分の手足がもがれた感覚が否めないところがある。


幼いうちに自分の問題は自分で解決する能力を身につけることができる人ほど
本来の自分を発揮でき、自由に生きれると思う

そういう意味では、子供たちに「自分の身体を自分で良くする」ということを
指導していくことは私のやりたいことの1つである





今日、東京で開催された「自分研究」ワークショップは
初めての参加者に若い方が多く、難治な症状は年齢に関係なく
起きていることを認識させられました


手が痺れ絵が書けなくなった(20代後半の男性)
歯を抜いてから全身の調子がわるくなった(20代後半の男性)
すでに脳梗塞になり後遺症を持つ(70代半ばの男性)  他


その症状の原因は同じでした。



脳梗塞系の「脈管機能障害」


普段良く耳にする脳梗塞とは少し違います。
それは、CT や MRI に血栓が写らないことです。
(実際に脳梗塞の症状が出ているにも関わらず病院に搬送されて検査しても血栓が発見できず
帰宅途中に脳梗塞になってしまうケースが意外に多いのです。)



<現代医学では考えられていない新事実>
血液は心臓のポンプ作用だけで血管の末端まで血液がいるのではないのです。
実は血管自体にポンプ作用となる機能があるのです。
その血管が機能しないことにより脳梗塞になってしまう恐れがあるものを
脳(梗塞)系の「脈管機能障害」というのです。

この「脈管機能障害」には、脳系 以外に今のところ見つかっているだけでも
心臓系、腎臓系、膀胱系、肝臓系、膵臓系、腸系 があります。

またリンパ系、静脈系もあるのです。

※これら脈管機能障害という考え方は病院にありません

病院で提唱する脳梗塞の前兆の遥か前に身体は「脈管機能障害」の症状として
たくさんのサインを出しているのです。


<よくあるサインとしての症状や行動>
首や肩周辺を掴むと筋肉が薄い
肩がいつもこる
脚の付け根の痛みや異常感がある
いつも同じ側の脚を上にして組んでいる
いつも同じ側の肩にバックを掛けている


<気づけばそうかもしれない症状や行動>
顔をみると左右の大きさが違う
顔が曲がっている
強く噛めない
片側の噛む力が弱い
頭皮がつっぱり、硬く、動きが悪い
片方の頬だけ法令線が目立つ
片方だけ口角が下がっている
歩いている時片脚があがりづらい
手や脚に力が入りにくい


原因不明の症状、聞いたこともない難治、難病のベースに
この脈管機能障害があります。
早めに解消することが脳梗塞や心筋梗塞の予防となるのです。
















僕は、かつて整骨院で保険治療をやってきた。

それは先輩から習ってきた通り一遍等治療、ベルトコンベア式保険診療。

「この方法で良くなければここのポイントをやればいい」
「それでも駄目ならここ」
「さらに駄目なら最後は話術」


先輩は指圧マッサージの腕と話術が巧みで、多くの老人の人気者だった。
その整骨院院は5人もの施術者がおり、来院患者は1日平均150人。


そんな院も5年前に閉院した。

景気が悪ければ患者は減る。
治療院が増えても患者は減る。
患者がいなければ治療院はつぶれる。
院が経営していくには患者が必要。

患者が減らない程度に治して行くやり方が
うまいやり方といえる。


そんなことが「おかしい」と感じたら
早めに辞めることを柔整師におすすめしたい。


そこは不毛地帯


1度きりの人生
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