劇場での映画鑑賞年間10本計画、現在6本で達成はほぼ絶望的。。。
なんとか昨年の8本タイには持っていきたいと思っています。笑
もう先月になりますが、7本目「そして父になる」を観て来ました。
実際にあった裁判が先日のニュースにもなっていた、赤ちゃんの取り違えを題材とした映画。
沖縄で実際に起きた事件を題材とする「ねじれた絆」を参考文献としていましたが、
映画では、取り違えの原因がショッキングに描かれていました。
重く深いテーマでありながら、テーマに頼った "泣き所" のような過剰な演出ではなく、
苦悩や葛藤を淡々と描くシンプルな展開になっていたのが良い。(それでも後半は涙です)
考える余地を残し、解釈をこちらにゆだねるようなエンディングも良く、
正解のない選択を迫られ、難題に向き合う家族に胸が詰まります。
ひとつの下すべき決断があるわけではないので、当然に明確な回答へと導くことはないですが、
張り裂けそうな心の揺れとともに、生き方を考えさせてくれる素晴らしい作品でした。
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親とは...、家族とは...。
愛情の深遠さを伝え、人生との関わり方にせまります。