$hashikawa's blog


先日観たもう一作の映画はこちら「ダイアナ」、ギャガが手掛ける伝記映画の連投です。
チャールズ皇太子との離婚後、ダイアナ元妃が亡くなるまでの2年間を描いた作品。

身分の違う恋愛がうまくいかず、その反発で他の男性とのアバンチュールに走る...。
色恋にフォーカスした英国版「花より男子」のようで、少女漫画のように描き過ぎかな。


最期の自動車事故時に同乗していたドディ氏との恋愛を、元恋人カーン医師への当てつけとして、
嫉妬させるためのものだったように描くのは果たしていかがなものなのか。。。

地雷廃絶運動やHIV啓発活動など、人道的な慈善活動に熱心に取り組まれた、
慈悲深い彼女を象徴する側面をもっと掘り下げて欲しかったですね。


それでも久しぶりにチャーミングなダイアナに触れたような感覚になれるナオミ・ワッツの好演。
エンディングの、宮殿前で花を手向けるシーンは分かっていてもあらためて哀しい。

以前、埼玉スーパーアリーナにあった「ジョン・レノン・ミュージアム」もそうですが、
死へのカウントダウンとなるような史実の終盤は胸がつまります。


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英国のバラがもしご存命なら、その人生をどのように歩み世界はどのように変化していたのか。
彼女の望む社会に少しでも近づいているのかな...。