5日、アップルの創業者であるスティーブ・ジョブズが亡くなりました。
以前にご紹介したように、いくつかのジョブズ関連本を読んだりもし、(Think Different)
確かに大好きな人物ではありましたが、いち経営者の訃報がこんなにも悲しいとは…。
Mac、iPhone、iPodなど、ふと手を伸ばす先にはアップルのプロダクトがあり、
触れない日はない日常生活の身近な存在として、身の回りに溢れています。
そんな心踊るようなデザインと快適性を誇る、ジョブズ氏が産み出した多くの製品に囲まれ、
気がつけばジョブズ氏の創造性とともに多くの時間を過ごしているように思います。
意識の外でも革新を与え、世界に、宇宙に衝撃を与えた想像を絶する偉大な功績が、
毎日の生活とこんなにも強く結び付いていたのだと、あらためて感じました。
傲慢で短気、闘争本能の固まりのような独裁者とも言われ、敵も多かったジョブズ氏ですが、
インターネットの黎明期を支え、革新をもたらした、常に注目を集める間違いないカリスマです。
ビジネスの才覚に富み、凄まじい天才性をありありと発揮するその影響力や磁力からは、
エレメントの一面としての起業家の狂気など、イノベーションに必要な多くを学びました。
「じゃあ、そろそろ始めようか。(so let's get started.)」のフレーズで始まる、
あの魅力的なプレゼンをもう観ることができないのは残念でなりません。
スタンフォード大学での有名なスピーチで語られた、
「Stay Hungry. Stay Foolish. (貪欲であれ。愚かであれ。)」を地でいき、人々の暮らしを変え、
世界に衝撃と夢を与え続けた希代の経営者の魂が、安らかに眠れますよう…。
心からご冥福をお祈りします。
R.I.P.