4ヶ月の時を経過し、雪が舞う凍えるあの日から僅かな月日で、
焦がすように焼け付く酷暑が襲う、次なる苦難の環境へと季節は移りました。
あらゆる課題が山積し、具体的な方策は見えないままに、深刻な時間が過ぎ行きます。
英明なリーダーの不在からくる広がるような闇が、心まではむしばまないように…。
画像は、先月に行った石巻でのボランティアの際に見た某カーディーラー。
壊滅的な被害状況で、よく見るとブランドロゴが覆われています。
何の為に修正したのか、何を目的としているのか、その場で答えは見つからず。
この状況で企業イメージを優先しているのか、だとするとそれは果たして正解なのか。
正しい行いとは何なのか、正義とは何なのかと悩みました。
一方、そのちょうど向かいにある某焼肉チェーン店も、
同じく壊滅的な被害を受けており、看板はそのままになっていました。
そして、東京へ戻って来た際にその焼肉店を見かけた瞬間、
脳裏に焼き付く凄惨な光景が一気にフラッシュバックし、胸が詰まる思いになりました。
つまりブランドイメージというよりは、おそらく過敏になったその心への配慮が必要になる。
答えの全てではないでしょうが、現地に立った人が味わう記憶の難しさがあります。
ひとつのPTSD(心的外傷後ストレス障害)にもなり得る身近な恐怖を感じました。
深い傷を負い、想像以上にもろくなった心には、思いやりを持った細やかな心配りが求められます。
復興へ向けた長く続く道のりは、明らかな遅れが顕在化しています。
しかし私たちは「微力ではあるけど非力ではない」
日本の再生へ、未来の構築へ、具体性を持った確かな歩みを力強く踏みしめていこう。
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寸前まで、日常があったことを思う形跡は多くあります。
立ち直ろう、立ち向かおう。