列島におびただしい涙が流れたあの日より、三週間という時を過ごした今日。
本日より新年度となり、春という季節をいつになく粛々と迎える4月が訪れました。
時間の流れは、その経過を感じることができる被災していない地の話でしかないのかもしれません。
今だ復旧、復興への道は遠く、苦難の時は長く続かざるを得ない状況ではありますが、
我々に課される道義的、社会的責任を果たすべく、可能な範囲で少しずつ、
今最も難しいとされる「日常を取り戻す」ことへまずは全力を注いで参りたいと思います。
音楽家である以上、救いとなる力のあらゆる選択肢を模索しても結局のところ音楽にしか行き着かず、
今求められることに全力で取り組むことが、全てへの支援と救済に成り得ると信じます。
本来、被災者を励まし、被災地の復興へ向けて先頭に立つべきである被災していない地域の人々が、
いつまでも下を向き、肩を落としたままで居続けるわけにはいきません。
一刻も早く、被災者の方々に心の安らぎと穏やかな生活が取り戻されることを心から願い、
被災地の復興へ向けまして、微力ながら今後も継続して支援して参りたいと思います。
本ブログに於きましても、少しずつではありますが通常更新を再開して参りたいと思います。
生命の維持を当然に最優先とし、音楽の優位性はもう少し先になるのかもしれません。
それでも必要とされ、求められる存在としてあれるよう、心を寄り添わせた未来を創造していきます。