選択を許さない運命のもとに、
心以外は「無傷である」という現実の上に立つこととなった以上、
呆然と立ち尽くすだけなわけにはもういかない。

善なのか偽善なのか。
正義なのか悪なのか。
思いやりなのか思い上がりなのか。

体裁を軸にするその論議は、今これ以上に必要にはならない。