さて、2010年になり第1ラウンドとなる1月も半分を過ぎました。
そんな先日は成人式でしたね。
新成人の皆さん、成人おめでとうございます。

色々と胸に掲げる想いや意気込みがあるでしょうが、生産性のある高いパフォーマンスを続けるには、
気負いせず、時には肩の力を抜くことも肝心です。

息が詰まるような日々の中にいては、自分らしさのあるライフスタイルを築くのも難しいし、
これから続く長い人生を存分には楽しめないからね。

それに、この日を境に「はい、今日から大人」となれるほど容易いものではないし、
突然責任感を持って生きようとなれるほど、社会に必要な責任感というものは軽くはない。
同時に「大人は大変だ…」と憂いを抱いて生きるほど、人生は嫌な事ばかりでもないです。

未熟な若造の私が言うのも恐縮ですが、歯を食いしばりながらも焦らずに、
着実に年齢に応じた人間性を磨き、少しずつで良い、成熟した大人に成っていってください。


そして今日、あの日から15年の歳月が流れました。
記憶している世代では、今年成人式を迎えた年代が最後とも言われています。

そんな我々大人達が選んだ政権は、災害時の避難拠点にもなる公立小中学校の耐震化予算を、
前政権に比べて6割も削っています。
学校や病院の耐震化や緊急時の医療体制の整備、初動の救援活動の大切さなど、
過去に学んだ知恵と教訓を必要とする場面は数多くあります。

当時の首相のように「なにぶん初めてのことですので」とはもう言えない。
危機管理体制を強化し、誰もが予測し得ない「まさかの事態」に備えなければいけない。

癒えることのない傷を心に残し、多くの人々の人生を一瞬にして変えたあの日。
甚大な被害をもたらした恐怖と悲しみの朝から立ち上がり、希望の光へ辿り着くまでの道のりは、
後世に語り継がなければならない歴史の真実です。

今回のハイチでの痛ましい現状もある中、15年目のあの日を迎える今日。
それぞれが、僅かな時間でも想い返す気持ちを忘れず、微力ながらも祈り続けることができたなら、
たとえほんの少しでも世界は変化できるのではないでしょうか。