11月に入り、2009年も残り2ヶ月を切りました。
そんなここ数日は、今月19日に開催する自社イベントへ向けた打ち合わせの毎日です。
自社開催のイベントに於いては、各出演アーティストとも、出演契約書類や規約説明などの手続きを兼ねて、一度逢ってお話をさせて頂くミーティングの席を設けています。
必要な事務手続きはもちろんですが、出演者がどんなバンドなのか、はたまたどんな人間なのかというのは極めて重要なファクターで、ミュージシャン性よりは人間性をみさせて頂く場としています。
ミーティングする中、色々なことを話題に取り上げますが、バンド活動に限らず様々なプロジェクト、もっと言うとこの人生に於いて、大いなる野望と大きな目的、具体的な目標を設定することの重要性をまずは知って欲しい。
そして、音楽というものを職業とすることを目指す以上、社会性が必要なのは当然。
「夢をみる」という想像力は欠かせないが、いつかどこかで「夢を与える」側となることを最大の目的とし、それを具現化するには、稚拙な発想だけでは多くの人間を魅了することなんて出来無いし、社会的な信頼を得るのも難しい。
面接や試験、資格などがある職業と違い、活動の成果や現在のポジションが掴み難い音楽などの芸術分野に於いては特に、掲げる目標への過程を努力賞で終わらせない為のメジャラブルな反応と結果を追求する習慣を身につけ、具体的な数値目標に落とし込む方が良い。
更に、個人としてではなく複数で構成される組織として目標の達成を目指す以上、その運営には同床異夢とならない為の、目的や価値観の共有も不可欠。
チャンスを掴み取る機運もそうだし、迎合・追随ではないオリジナリティーや、リーズナブル(経済合理性)を見極める選球眼だって必要となる。
ただ、今はまだ不器用であっても、ガムシャラに努力することを惜しまない精神と志しに期待したいと考え、理詰めにするだけではない、溢れる表現力と爆発する創造性をまずは重視したい。
ピュアな創作意欲と、計画性を持った戦略的な活動方針。
発想力と計算力を用いることによって、独創的なアイデアを具体性のある展望へと発展させる。
(楽天 三木谷社長がおっしゃるところの「右脳と左脳のキャッチボール」ですね)
2つのバランスがとれた、右脳と左脳をフル回転させられる人間に将来の大きな可能性を感じます。
自己の欲求を満たすだけで終わらせるのではなく、より多くの人に伝え届けるということが、芸術を創造する者に課される義務と使命であり、産まれた芸術作品への最大の忠誠心なんじゃないかな。
そして、その芸術作品の価値を提案するのは創造主であったとしても、「製品」ではなく「作品」であるそのものの価値を結論付けるのは受け手の感性なのだと想います。
そんなアウタート哲学の片鱗、今月開催するイベントの告知です。
「swirling op.4」
日時:11月19日(木)
会場:心斎橋SOMA
料金:前売り ¥1,700 / 当日 ¥2,000 (ドリンク代¥1000別)
開場:17時30分 / 開演:18時00分
出演:Vagainst / ANP / INSTINCT / staphyloccocus / RINSKE
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出演アーティストとの打ち合わせの際などにも時々使用する「HERBIS PLAZA ENT」
白い息の向こうにあるロマンチックなイベントが、もうすぐなんですね。