インドの階級や宗教と格差社会への批判とも取れる物語です。序盤、主人公がどれほど強いかという疑問があって、賢い雰囲気で目標まで近づいた割にはどうにもお粗末な結果だったと感じます。そこからヒジュラたちが隠れ里に身を隠すのですが、そこでドラゴンボールの超神水よろしくの薬で潜在能力に目覚めて再度復讐に挑むのですが、どうにもここからの展開が急でゴリ押し感は否めないと思います。
ただ、アクションだったり役者の演技を含めた演出はよくできていて、最後の戦いでのカタルシスは良かったと思います。『ジョン・ウィック』シリーズの製作スタッフらしさがそのあたりにはよく出ていて、それこそ『ジョン・ウィック』よろしくセリフの少ない中での物語が展開していくので、そのへんは求めていないのかもしれません。
脚本に緻密さはないものの、作品全体での映画としての面白さは映像から溢れていて、私は好きな作品ではあります。