SFホラーを予感させる予告から、物語の核心に迫るストーリー展開、そして最後の西部劇を思わせる驚異との対決まで、映像に惹きつけられてしまいます。穏やかな田舎の風景から突如として訪れる未知の脅威にさらされるSFホラーの典型的な予告からゾワゾワと鳥肌が立つ内容。しかし、本編には父親の死の不穏さに対して序盤はハリウッドにおける黒人の歴史をなぞるような話が入り、ジョーダン・ピールらしさも感じられます。最後には西部劇を思わせる対決シーンも、かかる音楽も含めてよく出来ています。対決するのが黒人の兄弟というのも面白いです。AKIRAのバイクだったりエヴァンゲリオンの使徒を思わせる造形も良いです。
映画として最高に面白い作品なのですが、最後の写真を撮ったから勝った、みたいなのだったりとアチコチに監督のジョークなのかなんなのか分かりにくい部分もあって、そこも面白味ではあるのですが、スッキリした作品でもないとは思います。