アダム・ドライバーを堪能できるかな、と思って観てみると、ちょっと肩透かしな感じはあります。不時着した6500万年前の地球からの脱出を試みる主人公ですが、比較的早めにゴールが見えてしまっていてサバイブする感じはあまりありません。
どちらかというと、自分の言語が通じない生存者の少女と地球脱出を目指すあたりに焦点があり、主人公ミゲルの内側に作品の焦点があったのだと思います。そう考えれば意思の疎通が難しい緊迫した状況下において、ふたりがどう結びついていくかという作品としてムダの少ない展開だったとも思います。ただ、彼らの表情や動きが作品の演出の中心にある割には恐竜という存在がパニックホラーの怪物になりすぎてやいまいか、という気もしました。